「ブリザックVRX3とアイスガード7、どっちがいいんだろう…」
スタッドレスタイヤを選ぶとき、この2つの名前は必ず候補に上がります。
どちらも日本を代表する優れたスタッドレスタイヤですが、実際にはどんな違いがあるのでしょうか?
この記事では、ブリヂストンのブリザックVRX3とヨコハマタイヤのアイスガード7(iceGUARD 7 iG70)の性能を、実際のユーザー評価も交えながら徹底比較します。
あなたに最適なスタッドレスタイヤを見つけるお手伝いができれば幸いです。
VRX3とアイスガード7の基本スペック
まずは、両タイヤの基本情報を確認しましょう。
ブリヂストン ブリザックVRX3

- 発売時期: 2021年9月
- メーカー: ブリヂストン
- コンセプト: 「氷に効く、永く効く、燃費に効く」
- 主要技術: アクティブ発泡ゴム2、非対称パタン&非対称サイド形状
- 特徴: ブリヂストンの技術力を結集したフラッグシップモデル
ブリザックシリーズは、日本のスタッドレスタイヤ市場で長年トップシェアを誇る定番ブランド。
VRX3は、従来モデルのVRX2からさらに進化を遂げた最新モデルです。
ブリヂストン(BRIDGESTONE) スタッドレスタイヤ BLIZZAK(ブリザック) VRX3 185/65R15 88Q【4本セット】
ヨコハマタイヤ アイスガード7

- 発売時期: 2022年8月
- メーカー: ヨコハマタイヤ
- コンセプト: 「氷に効く、永く効く、燃費に効く、静かに効く」
- 主要技術: ウルトラ吸水ゴム、非対称パタン、ダブルマイクログルーブ
- 特徴: 4つの「効く」を実現したバランス型スタッドレス
アイスガードシリーズは、ヨコハマタイヤが誇るスタッドレスタイヤの看板商品。
アイスガード7は、前モデルiG60から大幅に性能向上した注目のモデルです。
氷上性能を比較!どっちがよく効く?

スタッドレスタイヤで最も重要な性能といえば、やはり氷上性能です。
VRX3の氷上ブレーキング性能
ブリザックVRX3は、アクティブ発泡ゴム2という独自技術を採用。
このゴムには無数の気泡があり、路面とタイヤの間にできる水膜を素早く吸収します。
主な特徴
- 発泡ゴムの気泡が水膜を除去し、氷にしっかりグリップ
- 低温でも柔軟性を保つコンパウンド設計
- エッジ効果を最大化する非対称パタン
- 従来モデル(VRX2)比で約10%の氷上制動性能向上
実際の評価としては、「凍結路面でもしっかり止まる安心感がある」という声が多く寄せられています。
アイスガード7の氷上ブレーキング性能
アイスガード7は、ウルトラ吸水ゴムとダブルマイクログルーブの組み合わせで氷上性能を実現。
新開発の吸水ゴムが、従来品を大きく上回る吸水力を発揮します。
主な特徴
- 新開発ウルトラ吸水ゴムで水膜を素早く除去
- 微細な溝(マイクログルーブ)が氷に食いつく
- エッジ成分を増やした新パタン設計
- 従来モデル(iG60)比で約22%の氷上制動性能向上
ユーザーからは「アイスバーンでもしっかり効く」「期待以上の氷上性能」という高評価が目立ちます。
氷上性能の結論
カタログ値ではアイスガード7がやや優位ですが、実際の走行では両タイヤとも高い氷上性能を発揮します。
どちらを選んでも、凍結路面での安心感は十分得られるでしょう。
ただし、「ブリヂストンの実績と信頼性を重視したい」という方には、やはりVRX3がおすすめです。
雪上性能はどうなの?

凍結路面だけでなく、新雪や圧雪路での性能も重要です。
VRX3の雪上走破性
来月2~3日は長野行き♪ 特に塩尻→松本あたり
— ぎふまる君 (@cecile6880) November 19, 2023
去年VRX3にしたから雪道は最強やね🔶 pic.twitter.com/1afudMf6Qe
ブリザックVRX3は、非対称パタン設計により雪をしっかりと捉えます。
ブロック剛性を高めることで、深雪でも安定した走行が可能。
評価ポイント:
- 深雪でのトラクション性能が優秀
- コーナリング時の安定性が高い
- 雪道での発進・加速もスムーズ
アイスガード7の雪上走破性
ヨコハマタイヤIG70で新雪を進撃・・・1600kg超の車体でしっかりグリップしてくれた٩( 'ω' )و pic.twitter.com/KrVWurfs5y
— ELJAᓚᘏᗢ 🐾(えるじゃ) (@eljarnon) December 29, 2024
アイスガード7も非対称パタンを採用し、ブロック剛性を強化。
雪上でのコーナリング性能と直進安定性を両立しています。
評価ポイント:
- 雪をしっかり掴むトレッドパタン
- 横滑りしにくい安定感
- 雪道でのハンドリング性能が良好
雪上性能の結論
雪上性能については、両タイヤとも優れており大きな差はありません。
どちらを選んでも、雪道での走行に不安を感じることはないでしょう。
ドライ・ウェット路面での乗り心地は?

スタッドレスタイヤは冬の間ずっと履き続けるもの。
雪が降っていない日の性能も気になりますよね。
VRX3のドライ・ウェット性能
ドライ路面: スタッドレスタイヤとしては良好なドライ性能を発揮。
高速道路での安定性も確保されており、日常使いでも不満は少ないでしょう。
ウェット路面: 排水性に優れたパタン設計により、濡れた路面でもしっかりグリップ。 雨の日の通勤も安心です。
アイスガード7のドライ・ウェット性能
ドライ路面: 剛性を高めたブロック設計により、ドライ路面でのハンドリング性能が向上。
「スタッドレスを履いていることを忘れるくらい自然」という評価も。
ウェット路面: 縦溝の配置を最適化し、排水性を強化。 ウェットグリップ性能も高く評価されています。
ドライ・ウェット性能の結論
ドライ・ウェット性能については、アイスガード7がやや優位という評価が多いようです。
ただし、日常使用ではどちらも十分な性能を持っているため、大きな差は感じにくいでしょう。
耐久性と寿命を比較

スタッドレスタイヤは決して安い買い物ではありません。
できるだけ長く使いたいというのが本音ですよね。
VRX3の耐久性
倉庫の奥に保管してるVRX3くん、22,000km走って残り溝6mmでした
— 白峰はるか🌸(バイク旅系Vtuber) (@HarukaShiramine) October 13, 2025
初期溝が11mmとすると、摩耗は4,400km/1mm、プラットフォームが出る5mmまでの寿命は26,400kmって感じになりそう😃
とはいえそろそろいい頃合いなので、今のうちに新しいスタッドレス仕入れておきますかね pic.twitter.com/0kJfaYZo7Y
- 耐摩耗性能: VRX2比で約17%向上
- 使用可能年数: 適切な保管で4〜5年程度
- 走行距離: 約30,000〜40,000km
ブリヂストンの技術により、従来モデルから大幅に耐久性が向上。
スタッドレスタイヤの寿命と交換時期の見極め方でも解説していますが、適切な使用と保管で長く使えます。
アイスガード7の耐久性
この冬世話になったアイスガード7を外し夏タイヤに交換。
— よっさん CX-3 20S AWD (@yossan68) March 13, 2025
ヨコハマのスタッドレスは初めて履いた。
ゴムが固く走行ノイズは確かに小さくはない。たが減りには強いだろう。
BSのVRX2で不満だった横方向のグリップはIG70のぶっとい溝により安心感のあるものであった。良いタイヤです。 pic.twitter.com/wSUd783Qf8
- 耐摩耗性能: iG60比で約19%向上
- 使用可能年数: 適切な保管で4〜5年程度
- 走行距離: 約35,000〜45,000km
アイスガード7は耐摩耗性の向上が特に顕著。
長距離通勤される方にもおすすめです。
耐久性の結論
数値上はアイスガード7がやや長持ちする傾向にあります。
ただし、使用環境やタイヤの保管方法によって差は変わってきます。
溝の残りが4mm以下になったら交換が必要です。
詳しくはスタッドレスタイヤの溝は何ミリで交換?をご覧ください。
静粛性を比較!静かなのはどっち?

長距離ドライブや高速道路を走る機会が多い方は、静粛性も重要なポイントです。
VRX3の静粛性
スタッドレス静かすぎて感動の極み
— ふじもっちゃん🫛 (@s660_1226) September 15, 2025
ロードノイズ皆無🥺
すばらしいVRX3…もうロードノイズ気になる人みんなこれ履いたらいいよ。ほんと静か pic.twitter.com/zl2vPVFNHX
ブリザックVRX3は、パタンノイズを抑制する設計により、スタッドレスタイヤとしては静かな走行を実現。
高速走行時でも車内での会話に支障をきたすことは少ないでしょう。
ユーザー評価
- 「夏タイヤと比べてもそこまでうるさくない」
- 「従来モデルより静かになった」
アイスガード7の静粛性
過去最速でタイヤ交換してしまった…
— S.Akimasa (@AkimasaPhoto) September 28, 2025
IG60→IG70になってめっちゃ静かになった☺️ pic.twitter.com/b4gukQWmN7
アイスガード7は、「静かに効く」をコンセプトの一つに掲げるだけあって、専用の消音設計を採用。
パタンノイズをさらに抑制しています。
ユーザー評価:
- 「スタッドレスとは思えない静かさ」
- 「高速道路でも静か」
- 「家族から『前より静かになった』と好評」
静粛性の結論
静粛性については、どちらも高そうですが口コミではブリザックVRX3が優位に感じます。
特に高速走行が多い方には、アイスガード7がいいかもしれません。
燃費性能を比較

スタッドレスタイヤは転がり抵抗が大きく、燃費が悪化しがちです。
でも、できれば燃費も気にしたいですよね。
VRX3の転がり抵抗
- 転がり抵抗を従来比で約15%低減
- AAA〜A評価の低燃費性能
- 燃費悪化を最小限に抑える設計
アイスガード7の転がり抵抗
- 転がり抵抗を従来比で約17%低減
- AAA〜A評価の優れた低燃費性能
- エコドライブに貢献する設計
燃費性能の結論
両タイヤとも優れた低燃費性能を持ち、実使用での差はわずかです。
どちらを選んでも、燃費面での大きな不満はないでしょう。
価格を比較!どっちがお得?
性能も大事ですが、やっぱり価格も気になりますよね。
VRX3とアイスガード7の価格帯(2025年11月時点の目安)
| サイズ | VRX3の価格帯 | アイスガード7の価格帯 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 軽自動車サイズ(155/65R14) | 約8,000円〜12,000円/本 | 約7,500円〜11,000円/本 | 約500〜1,000円安い |
| コンパクトカーサイズ(175/65R15) | 約10,000円〜15,000円/本 | 約9,500円〜14,000円/本 | 約500〜1,000円安い |
| ミニバンサイズ(215/60R16) | 約15,000円〜22,000円/本 | 約14,000円〜20,000円/本 | 約1,000〜2,000円安い |
※価格は販売店やセール時期により変動します。
価格の結論
アイスガード7の方が1本あたり500円〜2,000円程度安い傾向にあります。
4本セットで購入すると、2,000円〜8,000円の差になることも。
コストパフォーマンスを重視するなら、アイスガード7に軍配が上がります。
軽自動車用のスタッドレス選びや、ネット通販での購入方法についても別記事で詳しく解説しています。
どっちを選ぶべき?用途別おすすめ
ここまでの比較を踏まえて、どんな人にどちらのタイヤがおすすめか整理しましょう。
VRX3がおすすめの人
こんな方にはVRX3がおすすめです。
✅ ブリヂストンブランドにこだわる方
- 「やっぱりブリザックが安心」という方に
✅ 実績と信頼性を重視する方
- 長年の実績があるブランドを選びたい方
✅ 凍結路面が多い地域にお住まいの方
- 北海道や東北など、豪雪地帯での使用を想定している方
✅ とにかく氷上性能を最優先したい方
- 安全性を最優先に考える方
ブリヂストン(BRIDGESTONE) スタッドレスタイヤ BLIZZAK(ブリザック) VRX3 215/65R16 98Q【4本セット】
アイスガード7がおすすめの人
こんな方にはアイスガード7がおすすめです。
✅ コストパフォーマンスを重視する方
- 性能と価格のバランスを求める方
✅ 静粛性を重視する方
- 高速道路の利用が多い方、長距離運転が多い方
✅ 長距離通勤などで走行距離が多い方
- 耐久性の高さを活かせる方
✅ 氷上性能と耐久性のバランスを求める方
- 総合的な性能バランスを重視する方
✅ 都市部〜郊外での使用が中心の方
- 比較的降雪量の少ない地域の方
実際のユーザー評価は?

実際に使っている方々の声を集めてみました。
VRX3のユーザー評価
高評価ポイント
- ⭐ 氷上での安心感が高い
- ⭐ ブリヂストンの安定したブランド力
- ⭐ 従来モデルからの確実な進化
- ⭐ 雪道でもしっかりグリップする
- ⭐ 長年使っているから信頼できる
気になる点
- 価格がやや高い
- 静粛性はアイスガード7に劣る
- 人気が高く在庫切れのことも
アイスガード7のユーザー評価
高評価ポイント
- ⭐ コストパフォーマンスが優れている
- ⭐ 静粛性が高く快適
- ⭐ 氷上性能と耐久性のバランスが良い
- ⭐ 長持ちする印象
- ⭐ 乗り心地が良い
気になる点
- ブランド力ではブリヂストンに劣ると感じる方も
- 店頭在庫が少ない場合がある
- 新しいモデルなので長期使用の実績が少ない
総合評価:性能比較表
| 項目 | VRX3 | アイスガード7 |
|---|---|---|
| 氷上性能 | ⭐⭐⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| 雪上性能 | ⭐⭐⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| ドライ性能 | ⭐⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐⭐☆ |
| ウェット性能 | ⭐⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐⭐☆ |
| 耐久性 | ⭐⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐⭐☆ |
| 静粛性 | ⭐⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐⭐ |
| 燃費性能 | ⭐⭐⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| 価格 | ⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| ブランド力 | ⭐⭐⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐⭐ |
購入方法とお得に買うコツ
スタッドレスタイヤをお得に購入するには、タイミングと購入先が重要です。
おすすめの購入タイミング
早期予約割引を活用: 9月〜10月に予約すると、10〜20%の割引を受けられることも。
オフシーズン購入: 3月〜5月は在庫処分セールで、定価の30〜50%オフになることも。
おすすめの購入先
ネット通販
- 楽天市場でポイント還元
- Yahoo!ショッピングでポイント還元
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詳しくは楽天Carタイヤ交換で購入する方法をご覧ください。

よくある質問(FAQ)

Q1: VRX3とアイスガード7、結局どっちがいいの?
A1: 総合的にはアイスガード7がコストパフォーマンスと性能のバランスで優位ですが、ブランド力と実績ではVRX3が上回ります。
選び方のポイント
- 価格重視・静粛性重視 → アイスガード7
- ブランド重視・実績重視 → VRX3
Q2: 寿命はどれくらい違いますか?
A2: 適切な使用・保管条件下では、両タイヤとも4〜5年または30,000〜45,000km程度使用可能です。
アイスガード7がやや長持ちする傾向にあります。
スタッドレスタイヤの寿命や溝の交換時期も参考にしてください。
Q3: 価格差はどれくらいありますか?
A3: サイズにもよりますが、1本あたり500円〜2,000円程度、アイスガード7の方が安価です。
4本セットなら2,000円〜8,000円の差になることも。
Q4: 北海道など豪雪地帯ではどっちが良い?
A4: どちらも十分な性能を持ちますが、ブリヂストンの長年の実績と信頼性からVRX3を選ぶ方が多い傾向です。
Q5: 中古で買うのはアリ?
A6: 製造年が新しく、溝が十分に残っていれば問題ありませんが、保管状態が重要です。
詳しくは中古スタッドレスの買い方ガイドをご覧ください。
Q7: 他のスタッドレスタイヤとも比較したい
A7: 予算を抑えたい方は安いスタッドレスタイヤおすすめも参考になります。
まとめ:あなたに最適なスタッドレスは?

ブリザックVRX3とアイスガード7、どちらも素晴らしいスタッドレスタイヤです。
最終的な選択のポイント
VRX3を選ぶべき状況
「ブリヂストン」というブランドに安心感を求める方、または豪雪地帯で特に厳しい条件下での使用を想定している方には、VRX3がおすすめです。
長年のブリザックシリーズの実績は、何物にも代えがたい安心感があります。
ブリヂストン(BRIDGESTONE) スタッドレスタイヤ BLIZZAK(ブリザック) VRX3 195/65R16 92Q【4本セット】
アイスガード7を選ぶべき状況
総合的なバランス、特にコストパフォーマンス、静粛性、耐久性を重視する方、そして都市部から郊外での使用が中心の方には、アイスガード7がおすすめです。
性能・価格・静粛性のトータルバランスが優れています。
どちらを選んでも、安全な冬のドライブを楽しめます!
あなたの使用環境、予算、重視するポイントに合わせて、最適な一本を選んでくださいね。
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