冬になると、雪や凍結した道路での安全な走行にはスタッドレスタイヤが必須になります。
しかし、
「種類が多すぎて、どれを選べばいいのかわからない」
「価格だけで決めても大丈夫なの?」
そんな悩みをお持ちではないでしょうか?
この記事では、主要国内メーカーのスタッドレス性能・価格・実走行の印象をもとに、選び方のポイントをわかりやすく解説します。
スタッドレスタイヤとは?なぜ必要?

スタッドレスタイヤは、氷や雪道でも滑りにくくするために作られた冬専用タイヤです。
夏用タイヤとはゴムの性質も溝の形も異なり、以下のような特徴があります。
- 低温でも硬くなりにくいゴム
- 氷や雪をしっかり噛むトレッドパターン
- 氷雪路での制動距離が大幅に短くなる
冬用タイヤ規制が出ると、スタッドレスタイヤの装着が義務になることもあるため、早めの準備が安心です。
国内主要メーカー一覧と特徴
スタッドレスタイヤの国内主要メーカーは以下の5社です。
- ブリヂストン(BLIZZAKシリーズ)
圧倒的な氷上性能。雪国での装着率No.1。 - ヨコハマ(iceGUARDシリーズ)
氷上とドライのバランスに優れ、耐摩耗性も高評価。 - ダンロップ(WINTER MAXXシリーズ)
価格と性能のバランスが良く、コスパ重視に◎。 - トーヨー(GARITシリーズ)
雪道での安定性に強く、価格帯も比較的安い。 - ファルケン(ESPIAシリーズ)
住友ゴムのブランドで、比較的リーズナブルな価格設定。
各メーカーのスタッドレス代表モデル

モデル名 | 氷上性能 | ドライ性能 | 静粛性 | 耐摩耗性 | 価格帯 |
---|---|---|---|---|---|
VRX2(BS) | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | 高 |
IG60(YH) | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ | 中 |
MAXX02(DL) | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | 中 |
GIZ2(TOYO) | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | 安 |
W-ACE(FK) | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | 安 |
※性能評価は、カタログ値、口コミ、実際に市場した体験をもとに総合的に比較しました。
筆者が実際に試乗したおすすめランキング

これまで実際に複数のスタッドレスタイヤを試してきた筆者の感想を交えた、おすすめランキングです。
第1位:ブリザック VRX2(ブリヂストン)

- 氷上・圧雪路での安心感がダントツ
- 車の安定性が非常に高い
- 値段は高いが、安心料として納得
⇒ ブリザックVRX2を楽天でチェックする
⇒ ブリザックVRX2をYahoo!ショッピングでチェックする
第2位:iceGUARD IG60(ヨコハマ)
- 氷上性能は予想以上に高く、コスパ抜群
- 静粛性もあり、街乗りメインの方にも◎
第3位:WINTER MAXX 02(ダンロップ)
- コストを抑えつつ必要十分な性能
- ドライ路での走行安定性が高く、都市部ユーザーにもおすすめ
※最新モデルの「VRX3」「IG70」「MAXX03」については別記事で詳しくレビュー予定です。
性能と価格のバランス比較
価格は以下の順で高くなる傾向があります。
- 高い:ブリヂストン VRXシリーズ
- 中間:ヨコハマ IGシリーズ
- 比較的安価:ダンロップ WINTER MAXXシリーズ
あなたの用途に合ったタイヤ選びがすぐにわかるよう、以下に分類しました。
利用シーン | おすすめモデル | 理由 |
---|---|---|
雪国で毎日運転する | VRX2(ブリヂストン) | 氷上性能・安定感で信頼度No.1 |
ドライ路面と雪道を行き来する | IG60(ヨコハマ) | バランスが良く、高速道路でも安心 |
都市部でときどき雪が積もる | WM02(ダンロップ) | 価格と性能のバランスが良い |
出費を抑えたい | GIZ2(トーヨー) or W-ACE(ファルケン) | 必要最低限の性能があればOKという方に |
バランス重視なら
→ iceGUARD IG60(ヨコハマ)

氷上性能最優先なら
→ ブリザック VRX2(ブリヂストン)

よくある質問(FAQ)

Q. スタッドレスタイヤは何年使えますか?
A. 走行距離や使用状況にもよりますが、一般的に3〜4シーズンが目安です。
ゴムが硬くなると性能が落ちるので、年数だけでなく状態も確認しましょう。

Q. 雪が少ない地域でもスタッドレスは必要ですか?
A. 一度でも積雪や路面凍結のリスクがあるなら装着をおすすめします。
事故防止のためにも備えておくのが安心です。
Q. タイヤの製造年は選べますか?
A. 通常は製造年の指定はできませんが、購入前にショップへ問い合わせると目安を教えてもらえる場合があります。
👉 関連記事
⇒ スタッドレスタイヤの製造年の確認方法
結論|初心者におすすめのスタッドレスタイヤは?
初めてのスタッドレスタイヤ選びなら、次のように選ぶと失敗しません。
- 雪道や凍結路の運転に不安がある方
⇒ ブリヂストン ブリザック VRXシリーズ - 価格と性能のバランスを重視したい方
⇒ ヨコハマ iceGUARD IG60 - コストを抑えて無難な選択をしたい方
⇒ ダンロップ WINTER MAXX 02
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