【危険回避】SUVスタッドレス荷重指数「車検NG」の罠!選び方と車種別LI一覧

エクストラロード

SUVのスタッドレスタイヤ選びで、意外と見落とされがちなのが「荷重指数(LI)」です。

「サイズさえ合っていればOK」「ブランドだけで選ぶ」

そう思っている方は非常に多いのですが、実は荷重指数を間違えると「車検不適合」はもちろん、最悪の場合、冬道での「バースト(破裂)事故)」につながる命の危険な罠となります。

特にRAV4、ハリアー、CX-5、ランドクルーザーなど、重量のあるSUVでは、この荷重指数が安全性・タイヤ寿命・車検適合のすべてに直結します。

この記事を読めば、あなたの愛車に適合するスタッドレスが確実に見つかります。

  • なぜ荷重指数が低いと車検に落ちるのか?(法的な根拠)
  • 人気SUV車種別の適正荷重指数(LI)一覧表
  • XL規格(エクストラロード)が必須となる車種
  • 購入前に失敗しないたった3つの確認ステップ

2025年版として、安全かつ経済的なスタッドレス選びに必要な知識を徹底解説します。

目次

荷重指数(LI)とは?SUVで絶対に間違えてはいけない理由

タイヤサイズとロードインデックス

荷重指数(Load Index:LI)の基礎知識

荷重指数(Load Index:LI)とは、タイヤ1本が支えられる最大荷重を示す数値です。

この数値が、あなたの車に必要なタイヤの「体力」を示します。

荷重指数の見方と耐荷重の対応表

タイヤ側面に書かれている表記のうち、サイズ記号の直後にあるのが荷重指数です。

225/60R17 99H

99 これが荷重指数(LI)

荷重指数(LI)1本あたりの最大荷重(kg)
LI 96710kg
LI 99775kg
LI 103875kg
LI 105925kg

重要: 数字が大きいほど、タイヤ1本が耐えられる重さが増えます。SUVは車重があるため、この数字が非常に重要になります。

タイヤ表記の読み方(実例)

タイヤのセリアル

タイヤ側面には以下のような表記があります。

225/60R17 99H XL

記号意味
225タイヤ幅(mm)
60扁平率(%)
R17ホイール径(インチ)
99荷重指数(LI) ★ここを確認!
H速度記号
XLXL規格(後述)

SUVで荷重指数が「車検NG」「バースト」に直結する3つの理由

レクサスLBX

荷重指数に余裕がないスタッドレスタイヤをSUVに装着すると、単に性能が落ちるだけでなく、安全基準を満たさなくなります。

① 車重が重く、タイヤへの負荷が大きい

SUVは同クラスのセダンやコンパクトカーより、一般的に100〜300kg以上重いのが特徴です。

車種車両重量(目安)タイヤ1本あたりの静的負担(目安)
カローラ(セダン)約1,300kg約325kg
RAV4(SUV)約1,600kg約400kg
ランドクルーザー約2,500kg約625kg

さらに、以下の要素がタイヤへの負担を増大させます。

  • 4WDシステムの重量
  • 高い重心によるコーナリング時の横荷重
  • 大径ホイール(17〜20インチ)による慣性力の増大

これらの負荷を支えるため、SUVのタイヤは元々高い荷重指数が求められます。

② 冬道での急激な負荷増大

雪道のスタッドレス

冬道では、乾燥路面では起こらない特殊な負荷がかかります。

  • 雪・凍結路での抵抗増加
  • スタック脱出時などの瞬間的なトルク増大
  • 低温によるゴムの硬化・変形しやすさ
  • 制動時(ブレーキ時)の負荷集中

荷重指数に余裕がないと、タイヤの変形が大きくなり、熱を発生しやすくなります。

その結果、摩耗が早まる、性能が安定しない、最悪の場合バースト(タイヤの破裂)の危険性が高まります。

③ 車検不適合(保安基準違反)のリスク

ロードインデックス

これが最も見落とされがちで、安全と経済面で大きなトラブルに発展します。

純正指定より低い荷重指数のタイヤは、道路運送車両の保安基準を満たさないため、車検に通りません。

💡 保安基準の法的根拠

道路運送車両の保安基準 第9条において、「自動車が安全に運行できるものとして、荷重に耐える適切な能力を有するものでなければならない」と定められています。具体的には、装着するタイヤの最大負荷能力の合計が、車両の総重量を適切に支えられることが必須であり、多くの場合「純正タイヤのLIと同等以上」と解釈されます。

起こりうるトラブル

  • ✗ 車検で不合格(再検査費用や交換費用が発生)
  • ✗ ディーラー入庫を断られる
  • ✗ 事故時の保険トラブル
  • ✗ メーカー保証が効かない可能性

「サイズが合っているから大丈夫」ではない点を、必ず覚えておきましょう。

【2025年最新】人気SUV車種別:スタッドレス適正荷重指数(LI)一覧

SUVのスタッドレス

基本ルール(超重要)

👉 純正タイヤと同等以上の荷重指数(LI)を選ぶ

これが大原則です。

【注意】自分の愛車のLIを最速で知る方法

  • すぐに確認したい方は、運転席または助手席のドアを開けた内側にあるラベル(空気圧・タイヤサイズが記載されたシール)をご確認ください。
  • ここに記載されたサイズ表記の末尾にある2桁〜3桁の数字が、あなたの車に必要な最低限の荷重指数です。

例:225/60R17 103Hは、103が最低限必要なLIです。

コンパクトSUV(CX-3、ヴェゼル等)

代表車種サイズ例純正LI目安XL必要度4本価格帯(目安)
ホンダ ヴェゼル215/60R1695-994万円〜
マツダ CX-3215/50R1892-965万円〜
トヨタ ライズ195/65R16923.5万円〜

ミドルSUV(RAV4、ハリアー等)

冬の走行
代表車種サイズ例純正LI目安XL必要度4本価格帯(目安)
トヨタ RAV4225/65R171026.5万円〜
トヨタ ハリアー225/65R171026.5万円〜
マツダ CX-5225/55R1999-1037万円〜
日産 エクストレイル225/60R18100-1046.5万円〜
スバル フォレスター225/60R17996万円〜

大型SUV(ランクル、CX-8等)

ランクル250
代表車種サイズ例純正LI目安XL必要度4本価格帯(目安)
トヨタ ランドクルーザー285/60R18116-12012万円〜
マツダ CX-8225/55R1999-1037.5万円〜
トヨタ アルファード235/50R1897-1017万円〜
三菱 アウトランダー225/55R1898-1026.5万円〜

※ 実際の数値は年式・グレード・駆動方式(HV/PHEV/FF/4WD)により異なるため、必ず車検証やドアラベルで確認してください。

XL規格(エクストラロード)は必須?対応車種と空気圧の正しい管理法

エクストラロード

スタッドレスを探していると、「XL」「EXTRA LOAD」という表記を見かけます。

多くのSUVで、このXL規格が必須または強く推奨されます。

XL規格と通常規格の違い

XLタイヤ

XL規格(エクストラロード)とは、通常規格よりも高い空気圧で使用することを前提に設計されたタイヤです。

  • 通常規格より高い空気圧で使用
  • 同じサイズでも荷重指数(LI)が高い
  • 重量級のSUV・ミニバン向けに設計
規格サイズ例(225/60R17)荷重指数1本あたり最大荷重
通常規格225/60R1799775kg
XL規格225/60R17 XL103875kg

同じサイズでも、XL規格なら1本あたり100kgも多く支えられます。

XL規格が必須・推奨される車種

重量のあるハイブリッド車や、車重が2トンを超える大型SUVでは、XL規格が必須となります。

  • 必須レベル: RAV4(特にハイブリッド)、ハリアー、CX-5/CX-8、ランドクルーザー、アルファード/ヴェルファイア
  • 推奨レベル: エクストレイル、フォレスター、アウトランダー、ヴェゼル(上位グレード)

XL規格の空気圧管理の注意点

空気圧を確認

XL規格タイヤは、指定された高めの空気圧を守らないと、本来の荷重指数・性能が出ません。

よくある失敗

❌ XL規格タイヤなのに通常の空気圧(2.2kPa程度)で使用

→ 偏摩耗、性能低下、寿命短縮の原因に。荷重不足と同じ状態になります。

✅ 正しい管理:

  • XL規格の指定空気圧は通常2.4〜2.8kPaです。
  • 必ず車両ドア内側のラベルを確認し、その空気圧を守ってください。
  • 月1回は空気圧チェックを行いましょう。

【実録】SUVスタッドレス選びで後悔する失敗事例5選と賢い対策

初心者が陥りがちな「荷重指数」にまつわる失敗と、その対策をご紹介します。

❌ 失敗例1:サイズだけ合わせてLIを見ていない

ケース: 「225/60R17なら何でもOK」と思い、安価な乗用車用を購入。本来LI 103が必要なのに、LI 96を選んでしまった。

結果: 車検で不合格、返品・交換で余計な費用が発生。

対策: 必ず「サイズ + 荷重指数」をセットで確認し、純正LI以上を選ぶ。

❌ 失敗例2:乗用車用スタッドレスをSUVに流用

ケース: 「前のセダンで使っていたスタッドレスがもったいないから」と、荷重指数が足りないままSUVに装着。

結果: 荷重不足で変形・摩耗が異常に早い。最悪の場合、走行中にバースト。

対策: 車を買い替えたら、タイヤも車種・車重に合ったものに買い替える。

❌ 失敗例3:XL規格なのに空気圧を通常設定

ケース: XL規格タイヤを購入したが、空気圧2.2kPaで使用(指定は2.6kPa)。

結果: 片減り・偏摩耗が激しく発生し、たった1シーズンで交換が必要になった。

対策: 購入時に指定空気圧を必ず確認し、装着直後と月1回のチェックを徹底する。

❌ 失敗例4:インチダウン時に荷重指数を下げた

ケース: 「17インチ(純正LI 103)→ 16インチ(購入LI 99)にして安く済ませよう」と、サイズだけでなくLIも下げてしまった。

結果: 車検で指摘される。走行安定性も低下する。

対策: インチダウンしても荷重指数は純正以上を維持する。サイズ変更時に負荷能力が落ちないよう注意。

❌ 失敗例5:4本中1本だけ荷重指数が違う

ケース: パンク修理時、在庫の関係で1本だけ別規格を装着してしまった。

結果: 4輪のバランスが崩れ、車検で不適合となる。

対策: 4本すべて同一銘柄・同規格(サイズ、LI、XLの有無)で揃える。

荷重指数の確認方法【3ステップ】

タイヤサイズ

SUVのスタッドレスタイヤ選びで失敗しないための、確実な確認フローです。

ステップ1:車検証・ドア内ラベルで純正LIを把握する

ロードインデックスの確認方法

最も正確な情報は、メーカーが指定した純正のスペックです。

確認箇所

  1. 運転席または助手席のドア内側のタイヤ情報ラベル(これが最も簡単で正確です)
  2. 取扱説明書の「タイヤ・ホイール」ページ
  3. 車検証の「型式指定番号」付近(ディーラーに聞くのが確実)

ステップ2:現在装着中のタイヤを確認(古いスタッドレスからの買い替え時)

タイヤサイズ

現在のタイヤ側面の表記を読み取り、純正と比較しましょう。

例:225/60R17 99H

確認時の注意

  • 4本すべて同じ数値か?
  • XL表記の有無は?

ステップ3:購入候補タイヤのスペックを照合

ネットや店舗で選ぶ際、必ず次の項目をチェックリストと照合します。

必須チェック項目
サイズ(225/60R17など)
荷重指数(LI)が純正以上か?(99、103など)
XL規格の有無は?(必要な場合)

不安な場合

  • タイヤ専門店に車検証を持参する
  • ディーラーに相談する
  • メーカーお客様相談室に電話する

「これで合ってますか?」と専門家に確認するだけで、車検や安全性のトラブルを回避できます。

よくある質問(FAQ)

FAQ

Q1. 荷重指数が1つ低いだけなら大丈夫?

A. 絶対にNGです。

例:LI 103(純正) $\rightarrow$ LI 99(購入候補)の場合

  • 1本あたり875kg → 775kg(100kg減)
  • 4本で400kgの差(大人約5人分)

この差は、単に車検に通らないだけでなく、高速走行時や急ブレーキ時の安全マージンを著しく低下させます。

Q2. 逆に荷重指数が高すぎるのは問題?

A. 問題ありません。

純正がLI 99で、購入候補がLI 103なら、安全性が向上するため推奨されます。

ただし、価格が少し高くなる、乗り心地が若干硬く感じる場合がある、といった点にご留意ください。

Q3. インチアップ・ダウン時の荷重指数は?

A. 必ず純正以上を維持してください。

例:17インチ(LI 103)を16インチにする場合

→ 16インチでもLI 103以上を選びましょう。

タイヤの外径が変わっても、車両の重量は変わらないため、荷重指数の基準は変わりません。

Q4. スタッドレスと夏タイヤで荷重指数を変えていい?

A. どちらも純正以上なら問題ありません。

夏タイヤ:LI 99 / スタッドレス:LI 103 のように、スタッドレスの方が高いのは冬の過酷な条件に対応するために推奨されます。

逆(夏タイヤの方が高い)は避けましょう。

Q5. 空気圧を高めにすれば荷重指数が低くてもOK?

A. 絶対にダメです。

これは非常に危険な考え方です。

  • 空気圧を上げても、タイヤの規格上の最大耐荷重(LI)は変わりません。
  • 規定以上の空気圧は破裂(バースト)リスクを高めます。

空気圧と荷重指数は別の概念です。必ず、純正以上のLIのタイヤを装着し、指定空気圧を守ってください。

まとめ:SUVスタッドレス購入前チェックリスト【保存版】

冬の安全を守るために、購入前に必ずこのチェックリストを確認してください。

必須チェック項目判定
純正タイヤの荷重指数(LI)を確認したか?(ドアラベル)
購入候補タイヤが純正以上のLIか確認したか?
XL規格が必要な車種か確認したか?(特にハイブリッド車)
XL規格の場合、指定空気圧(2.4~2.8kPa)を把握したか?
4本すべて同一のLI・規格か確認したか?

結論:SUVスタッドレスは「荷重指数」で失敗しない

SUVのスタッドレス選びは、サイズ、荷重指数、規格(XL)

この3点セットで判断することで、

  • 安全性が確保できる
  • タイヤ寿命が延びる
  • 車検トラブルを回避できる
  • 走行性能が安定する

価格だけで選ぶと後悔するのが、SUVの冬タイヤです。「荷重指数まで確認して選ぶ」それだけで、冬の安心感は一段上がります。

この記事があなたの安全なスタッドレス選びに役立てば幸いです。冬の運転、どうぞ安全に!

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