冬の安全運転に欠かせないスタッドレスタイヤ。
しかし、「自分の車のタイヤサイズが分からない」「どうやって確認すればいいの?」と悩む方は少なくありません。
間違ったサイズのスタッドレスタイヤを選んでしまうと、装着できないだけでなく、安全性や車検への影響も心配です。
この記事では、誰でも簡単にタイヤサイズを確認できる4つの方法を、優先順位とともに分かりやすく解説します。
この記事で解決できること
- 現在装着されているタイヤサイズの確認方法
- タイヤサイズ表記の正しい読み方
- インチダウン時の注意点
- サイズが分からない時の相談先
なぜタイヤサイズの確認が重要なのか

スタッドレスタイヤを選ぶ際、間違ったサイズを選んでしまうと、装着できないだけでなく、安全性の低下、法的問題、経済的損失など、様々なトラブルの原因となります。
冬道での安全を確保するためにも、まずは正確なサイズ確認から始めることが重要です。
安全性への影響

適正なタイヤサイズを選ぶことは、冬道での安全性に直結します。
- 制動距離の延長:ブレーキ性能が低下し、停止距離が長くなる
- 操縦安定性の悪化:カーブや急ハンドル時の安定性が損なわれる
- タイヤの異常摩耗:偏摩耗により早期交換が必要になる
サイズが合わないタイヤを装着すると、上記のリスクがあります。
法的な問題(車検への影響)

タイヤサイズの変更には法的な制限があります。
許容範囲を超えた変更は車検不適合となり、公道走行ができなくなります。
- 外径誤差の許容範囲:純正サイズの-3%~+2%以内
- フェンダーからのはみ出し禁止
- ロードインデックス(負荷能力)の確保
間違ったサイズを購入してしまうと、返品や交換にコストがかかり、適正でないサイズは燃費悪化の原因にもなります。
タイヤサイズの基本知識

タイヤサイズ表記の読み方
タイヤサイズは「215/60R17 96H」のような形式で表記されます。
それぞれの数字とアルファベットの意味を理解しましょう。
215:タイヤ幅(mm)
- タイヤの断面幅をミリメートルで表示
- 数値が大きいほど幅広のタイヤ
60:扁平率(%)
- タイヤ幅に対する断面高さの割合
- 数値が小さいほど薄いタイヤ(低扁平)
- 数値が大きいほど厚いタイヤ(高扁平)
R:構造記号
- R = ラジアル構造(現在の主流)
- 一部でバイアス構造(-)もある
17:リム径(インチ)
- ホイールの直径をインチで表示
- この数値がホイールサイズと一致する必要がある
96:ロードインデックス
- タイヤが支えられる最大負荷重量を示す指数
- 96 = 710kg(1本あたり)
H:速度記号
- 規定条件下での最高速度を表す
- H = 210km/h
現在装着されているタイヤサイズを確認する4つの方法

タイヤサイズの確認方法は複数ありますが、確実性と手軽さを考慮して優先順位を付けることが大切です。
ここでは、最も確実な方法から順番に4つの方法をご紹介します。
どの方法を選んでも構いませんが、複数の方法で確認することで、より確実にサイズを把握できます。
特に中古車を購入した場合や、社外品のタイヤが装着されている可能性がある場合は、念のため複数の方法で確認することをおすすめします。
方法1:タイヤ側面で確認する【最も確実】

確認場所:タイヤの側面(サイドウォール)を見てください。
ホイールに近い部分に大きく「225/65R17 102H」のようなサイズが刻印されています。
確認のコツ
- 4本すべてのタイヤを確認する(前後で異なる場合がある)
- 汚れで見えない場合は、ウエットティッシュで清拭する
- 摩耗が激しい場合は、比較的状態の良いタイヤで確認する
この方法のメリット
- 最も正確で確実
- 特別な知識や道具が不要
- その場ですぐに確認できる
注意点
- 社外品のタイヤが装着されている場合、純正サイズと異なる可能性がある
- スペアタイヤのサイズは通常、装着タイヤと異なる
方法2:運転席ドア開口部のステッカーで確認する方法

ステッカーの場所:運転席のドアを開けて、ドア枠やBピラー(ドアと車体の間の柱)を確認します。
タイヤサイズと適正空気圧が記載された白いステッカーが貼られています。
記載内容の見方
- 「TIRE SIZE」または「タイヤサイズ」の項目を確認
- 前後でサイズが異なる車両の場合は「FRONT/REAR」で分かれて記載
- 空気圧情報も併せて確認できる
この方法のメリット
- メーカーが指定した正確な情報
- 空気圧も同時に確認できる
- アクセスしやすい場所にある
注意点
- ステッカーが汚れや劣化で読めない場合がある
- メーカーや車種によって貼付場所が異なる
- 給油口の蓋の裏側にある場合もある
方法3:取扱説明書で確認する方法
確認箇所:取扱説明書の「タイヤ・ホイール」や「仕様」の章に記載されています。
記載内容
- 標準装着タイヤサイズ
- オプションタイヤサイズ(グレード別)
- 応急用タイヤのサイズ
- 適正空気圧
電子マニュアルでの確認 最近の車両では、車載ディスプレイから電子マニュアルにアクセスできる場合があります。
この方法のメリット
- 詳細な仕様情報が得られる
- グレード別の違いが分かる
- 正確性が高い
注意点
- 取扱説明書を紛失している場合は利用できない
- 年次改良による変更が反映されていない場合がある
方法4:車検証の車両型式を使ってネットで調べる方法

車検証の見方:車検証の「型式」欄を確認します。
「DBA-ZWR80W」のような記載があります。 ※「原動機の型式」ではないので注意してください。
調べ方
- メーカーの公式サイトの適合検索を利用
- タイヤメーカーのサイズ検索機能を使用
- 「車種名 + 年式 + 純正タイヤサイズ」で検索
この方法のメリット
- 純正サイズが確実に分かる
- 年式による違いも把握できる
- オプションサイズの情報も得られる場合がある
注意点
- 同一型式でも複数のタイヤサイズがある場合がある
- 年次改良による変更を見落とす可能性がある
純正サイズ以外を選ぶ場合の注意点
インチダウンのメリット・デメリット

スタッドレスタイヤでは、雪上性能向上と価格面からインチダウンが推奨されます。
インチダウンのメリット
- 雪上性能の向上:タイヤの厚みが増し、雪面への食い込みが良くなる
- 価格面でのメリット:大径タイヤより安価で購入できる
- 乗り心地の向上:タイヤの厚みによりクッション性が向上
- 耐パンク性の向上:サイドウォールが厚くなり損傷に強くなる
インチダウンのデメリット
- 見た目の変化:ホイールが小さく見える
- ハンドリングの変化:レスポンスがややマイルドになる
- ホイールの追加購入:専用ホイールが必要な場合がある
サイズ変更時の計算方法

タイヤの外径を大きく変えないことが重要です。
外径計算式
外径 = (タイヤ幅 × 扁平率 × 2) + (リム径 × 25.4)
計算例:225/60R18から225/65R17へのインチダウン
- 純正:(225 × 0.6 × 2) + (18 × 25.4) = 727.2mm
- 変更後:(225 × 0.65 × 2) + (17 × 25.4) = 724.3mm
- 差:2.9mm(約0.4%の差)
許容範囲 外径差は純正の±3%以内に収めることが車検適合の目安です。
よくある疑問・トラブルと解決方法

前後でサイズが違う場合

一部のスポーツカーやSUVでは、前後で異なるタイヤサイズが設定されています。
対応方法
- 前後同一サイズのスタッドレスに統一することが一般的
- 駆動方式(FF、FR、4WD)を考慮してサイズを選択
- 不明な場合は、ディーラーやタイヤ専門店に相談
古い車でサイズが不明な場合
調べる手順
- 車検証の車両型式で検索
- メーカーのお客様相談窓口に問い合わせ
- 年式・グレードを詳しく調べて再検索
- タイヤ専門店での確認
持参すべき情報
- 車検証(車両型式、初年度登録)
- 現在装着されているタイヤサイズ
- グレード情報(分かる範囲で)
社外ホイール装着車の場合

確認すべきポイント
- 現在のタイヤサイズが純正と同じか
- ホイールのオフセット(インセット)
- PCD(ボルト穴の円の直径)とホール数
対応方法
- 純正サイズに戻すことを基本とする
- 現在のサイズを維持する場合は、車検適合性を確認
- 専門店での相談を強く推奨
まとめ

スタッドレスタイヤのサイズ確認は、安全で経済的な冬のドライブのために不可欠です。
確認方法の優先順位
- タイヤ側面での確認(最も確実)
- 運転席ドアステッカーでの確認(メーカー公式情報)
- 取扱説明書での確認(詳細情報)
- 車検証の型式からネット検索(補助的手段)
重要なポイント
- 4本すべてのタイヤサイズを確認する
- インチダウンは雪上性能向上に有効
- 外径変更は±3%以内に収める
- 迷った時は専門店に相談する
正しいサイズのスタッドレスタイヤを選んで、安全で快適な冬のドライブを楽しみましょう。



