BLIZZAK WZ-1 vs ブリザックVRX3 徹底比較|4年ぶりの新モデルは何が変わった?

BLIZZAK WZ-1 vs ブリザックVRX3 徹底比較

ブリヂストンの「ブリザック」は、1988年の誕生以来、日本の冬道を支え続けてきたスタッドレスタイヤのトップブランドです。

北海道・北東北主要5都市で24年連続装着率No.1を誇り、札幌市のタクシーでは79.2%という圧倒的なシェアを獲得しています。

2025年9月、ブリザックシリーズに4年ぶりとなる新モデル「BLIZZAK WZ-1」が登場しました。

これまで高い評価を受けてきた「ブリザックVRX3」と比べて、何がどう進化したのでしょうか。

この記事では、最新のWZ-1と実績あるVRX3を詳しく比較し、あなたのカーライフに最適な選択をサポートします。

目次

基本スペック比較

BLIZZAK WZ-1 vs ブリザックVRX3

発売年・サイズ展開

項目BLIZZAK WZ-1ブリザックVRX3
発売年月2025年9月2021年9月
サイズ展開119サイズ111サイズ
サイズ範囲145/80R13 75Q ~ 255/45R22 107Q XL12~20インチ対応
対応車種軽自動車~ミニバン・輸入車・EV軽自動車~ミニバン・SUV

WZ-1の特徴: より幅広いサイズ展開で、特にEVや輸入車への対応を強化しています。

価格帯

項目BLIZZAK WZ-1ブリザックVRX3
メーカー希望小売価格13,970円~148,500円市場価格で確認要
価格ポジションプレミアムスタッドレス高性能スタッドレス

価格の考え方: WZ-1は「新たなプレミアム」として位置づけられており、VRX3よりも高価格帯での展開となっています。

VRX3は発売から年数が経過しており、販売店やサイズによって価格差が大きいため、複数サイトで比較検討するのがおすすめです。

核心技術の比較

BLIZZAK WZ-1の革新技術

BLIZZAK WZ-1の革新技術

ENLITEN技術(エンライトン)
スタッドレスとして初搭載。軽量化と環境性能を両立しつつ、地域や車種に合わせて性能を最適化。

Wコンタクト発泡ゴム
水と触れた瞬間にグリップ力を発揮。除去対象だった水を、逆に味方に変える発想。

L字タンクサイプ
氷の上で余分な水をシャットアウト。ブロックの力を保ちながら確かな食いつきを実現。

WZ Motionライン
レグノで培った技術をアレンジ。接地圧を均一化し、圧雪・シャーベット・ウェット・ドライまで対応。

ブリザックVRX3の確立された技術

フレキシブル発泡ゴム
円形から楕円形へ。毛細管現象で吸水力アップ、氷上での除水をさらに強化。

新トレッドパタン

  • L字ブロック:水の回り込みをブロック
  • 端止めサイプ:余分な水をシャットアウト

ロングステイブルポリマー
経年硬化を抑えてゴムを柔らかくキープ。長く安定した性能を発揮。

性能比較データ

氷上性能:WZ-1の圧倒的進化

雪の上を走るタイヤ

制動距離の短縮

従来品「ブリザック VRX3」対比 氷上でのブレーキ制動距離を11%短縮

緊急時の安全性に大きく影響

旋回性能の向上

氷上旋回時のラップタイムは4%短縮

コーナリング時の安定性と操縦性が大幅に向上

参考:VRX3の従来比性能

VRX3は従来品VRX2対比でブレーキ性能を20%向上させており、実績ある技術をベースにWZ-1がさらなる進化を遂げています。

耐久性・効き持ち性能

雪道

WZ-1の長期性能保証

使用から4年後であっても従来品の新品時を超えるゴム性能を維持できるとされており、投資効果の高さを示しています。

VRX3の実績

「4年後でも現在好評いただいております」、「VRX2以上の氷上ブレーキ性能を維持」という実証データがあり、市場での信頼性が確立されています。

その他路面性能

冬の走行

WZ-1:全方位性能の向上

  • 圧雪・シャーベット: WZ Motionラインによる接地圧最適化
  • ウェット: 制動力向上を実現
  • ドライ: サマータイヤやオールシーズンと比べても遜色のない静粛性
  • 静粛性: 発泡ゴムの音吸収効果による大幅改善

VRX3:バランス型高性能

8つの性能(氷上性能、効き持ち、雪上性能、摩耗ライフ、ドライ、ウェット、静粛性、低燃費性能)の全てがバランスよく高いレベルにあることが特徴です。

ユーザー目線での選び方ガイド

雪道を走行

BLIZZAK WZ-1を選ぶべき人

こんな方におすすめ

  • 最高レベルの氷上性能を求める方: ブリザック史上「断トツ」の性能を体感したい
  • 重量のある車を運転する方: SUV、ミニバン、EVなどでより高い安全性を確保したい
  • 長期使用を前提とする方: 4年後も新品時を超える性能維持でコストパフォーマンスを重視
  • 最新技術に価値を感じる方: ENLITEN技術やWコンタクト発泡ゴムの革新性を評価
  • 価格より性能を優先する方: 安全への投資として価格差を許容できる

具体的なシーン

  • 通勤で急な坂道や凍結しやすい交差点を通る
  • 家族の安全を最優先に考えたい
  • EVの重量に対応した制動力が必要
  • 4年間同じタイヤを使用予定

WZ-1は発売されたばかりで、一般のレビューはありませんが、佐藤琢磨選手は、「全体的にグリップ感が上がっている。」と評価しています。

ブリザックVRX3を選ぶべき人

こんな方におすすめ

  • 実績ある技術で安心感を求める方: 市場で4年間の使用実績がある信頼性
  • コストパフォーマンスを重視する方: 高性能ながら相対的に手頃な価格
  • バランス型の性能を求める方: 全方位的に高い性能でオールラウンドに対応
  • SUV向けサイズも検討したい方: 豊富なサイズ展開から選択可能

具体的なシーン

  • 年間の降雪・凍結日数がそれほど多くない地域
  • 初回のスタッドレス購入で確実な性能を求める
  • 複数台の車でコストを抑えたい
  • SUVでの使用も検討している

北海道在住ユーザー(VRX3)
「安全はお金で買おうと考え、評判の良いブリヂストンに変えてみました。信頼できる性能に満足しています。」といったように信頼買いする方も多いです。

まとめ:どちらを選ぶべきか

技術革新のWZ-1 vs 実績のVRX3

  • WZ-1の価値: 技術革新・最高性能・長期使用での投資効果
  • VRX3の価値: 実績・バランス・価格面での安心感

購入時の目安

  • 2025年秋以降 → 性能重視なら WZ-1、コスパ重視なら VRX3
  • すぐ必要 → 在庫豊富な VRX3

どちらも「4年使用できる高性能スタッドレス」であることは共通。あなたのカーライフと優先順位に合わせて選ぶことが重要です。

【補足情報】

  • サステナビリティ: 両製品とも長期使用による交換頻度低減で環境負荷を軽減。
  • 装着対応車種: WZ-1=軽~EV・輸入車まで、VRX3=軽~SUVまで。
  • 購入時の注意: 正確なタイヤサイズ確認、発売時期の確認(WZ-1一部サイズは12月以降)、専門店での相談がおすすめ。

結論: WZ-1は「最新技術による最高性能」、VRX3は「市場実績に裏打ちされた確実な性能」。

あなたの価値観に合わせた選択で、冬のドライブをより安全・快適に楽しめます。

参照元:https://tire.bridgestone.co.jp/blizzak/wz-1/
    https://tire.bridgestone.co.jp/blizzak/vrx3/

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