ヨコハマ iceGUARD 8(iG80)徹底解説|氷上性能・EV対応・前モデルとの比較

ヨコハマ iceGUARD 8(iG80)

「冬道でももっと安心して運転したい」

そんな方にぴったりな新作スタッドレスが、ヨコハマタイヤから登場します。

その名も 「iceGUARD 8(iG80)」

人気シリーズの第8世代モデルで、氷の上での止まりやすさ・曲がりやすさがぐんとアップ。

EVやハイブリッド車にも対応しているので、これからの冬の頼もしい相棒になってくれそうです。

この記事では、iG80の特徴や前モデルとの違い、ライバルとの比較まで、発売前に知っておきたい情報をまとめました。

目次

iceGUARD 8(iG80)とは?

タイヤのサイド

ヨコハマの人気スタッドレス「iceGUARD」シリーズが、ついに第8世代モデルへ進化しました。

新製品「iceGUARD 8(iG80)」は、氷上性能の大幅な向上とEV対応を両立。2025年9月1日から順次発売予定です。

  • 正式名称:iceGUARD 8(アイスガード エイト)/製品名:iceGUARD iG80
  • 発売日:2025年9月1日より順次発売
  • サイズ展開:225/45R21 95Q〜185/70R14 88Q、全71サイズ
  • 価格:オープンプライス(販売店ごとに異なる)

新技術コンセプト「冬テック」とは?

今回のモデルチェンジで採用されたのが、ヨコハマ独自の新技術コンセプト「冬テック」です。

これは氷上での“止まる・曲がる”性能を根本から高めるための設計思想で、次の2つのポイントを同時に実現しています。

  • 氷との接触点を増やす:接地面の密度アップでグリップを強化
  • 路面との接触面積を広げる:摩擦力を高め、滑り出しを抑制

従来はどちらか一方に偏りがちでしたが、iG80では両立させることで、氷上での安心感が飛躍的に高まりました。

新開発「冬ピタ吸水ゴム」

冬ピタ吸水ゴム

凍結路面では、氷の表面にある薄い水膜が滑りの原因になります。

iG80では、この水膜を効率的に取り除くため、新開発の「冬ピタ吸水ゴム」を採用しました。

  • 天然由来成分「水膜バスター」を高密度配合し、水膜除去性能を強化
  • 従来比で氷上接触点63%増加
  • シリカ増量+オレンジオイルS+で低温下でもゴムの柔軟性を維持
  • 約4年後まで氷上摩擦力の低下を抑制

これにより、新品時だけでなく数年後でも安定した氷上性能を発揮してくれます。

AI設計「HAICoLab」によるトレッドパターン

HAICoLab

トレッドパターンも大きく進化しました。

AIとシミュレーションを活用する「HAICoLab(ハイコラボ)」により、ブロック配置が最適化されています。

  • 実接地面積を従来比8%増
  • ブロック剛性を7%向上
  • 氷上制動性能を+14%改善
  • 氷上旋回性能を+13%改善

ブロック剛性が高まることで、路面をしっかり掴み、旋回時の安定感もアップしています。

iG70(前モデル)との比較

IG70

前モデルのiG70と比べると、iG80は氷上性能を中心に大きな進化を遂げています。

数字で見ても、その差は歴然です。

項目iG70(第7世代)iG80(第8世代)改善率
氷上制動性能基準値+14%↑向上
氷上旋回性能基準値+13%↑向上
実接地面積基準値+8%↑向上
ブロック剛性基準値+7%↑向上
吸水性能標準水膜バスターで強化
EV対応記載なしE+マーク取得新対応

アイスガード7の詳細は以下の記事を参考にしてください。

ライバル製品との比較(想定)

VRX3

冬タイヤ選びでは、他社の人気モデルとの比較も気になるところです。

ここでは同クラスの代表的なスタッドレスと、iG80の特徴を整理しました。

製品名氷上性能静粛性耐摩耗性特徴
ブリヂストン VRX3氷上性能の高さとバランス重視
ダンロップ WM03摩耗に強く経済性も考慮
ヨコハマ iG80新コンセプト+EV対応で最新型

iG80は氷上性能と静粛性を高いレベルで両立しつつ、EVにも対応している点が他社との違いです。

同じタイミングでブリヂストンの新製品「BLIZZAK WZ-1」も発売されます。

EV対応「E+」マーク

EV対応「E+」マーク

iG80は電動車にも最適化されており、サイドウォールにはE+(イー・プラス)マークが刻印されています。

これは、EVやPHEV、HEVの重量や瞬発的なトルクに対応できる構造である証。

冬場でも電動車ならではの静かで滑らかな走りを損なわず、安全に走行できます。

購入時期とタイミングの選び方

SUVのスタッドレス

ベストな購入時期

10月~11月:新製品発売シーズン
各メーカーが新モデルをリリースし、価格も比較的安定している時期です。iG80も9月発売予定のため、10月頃には全サイズが揃い、選択肢が豊富になります。

12月~1月:需要ピーク前
本格的な雪シーズン前で、まだ在庫に余裕があります。早めの交換で安心して冬を迎えられます。

2月~3月:セール狙い
シーズン終盤には在庫処分の大幅値下げも期待できますが、人気サイズは売り切れの可能性があります。

地域別交換推奨時期

雪道
  • 北海道・東北:10月下旬~11月上旬
  • 関東・甲信越:11月中旬~12月上旬
  • 関西・中国・四国:12月上旬~中旬
  • 九州:12月中旬~下旬

初雪予想日の2~3週間前には交換を完了しておくのが理想です。

価格相場と購入方法

価格の目安

ヨコハマiceGUARDシリーズの市場価格帯

  • 軽自動車用(14インチ):約4,950円~15,000円/本
  • コンパクトカー用(15-16インチ):約8,000円~25,000円/本
  • SUV・大型車用(17インチ以上):約20,000円~72,600円/本
  • 平均価格:約29,954円/本

おすすめの購入方法

通販

1. ホイールセットでの購入

タイヤとホイールをセットで購入すれば、毎年の交換作業が簡単になり、長期的にはコストメリットがあります。

2. オンライン通販 + 取付サービス

  • TIREHOOD、オートバックスオンラインなど
  • 自宅配送 + 近くの提携店で交換可能
  • 価格比較が容易で、割引キャンペーンも豊富

3. カー用品店での一括購入

  • オートバックス、イエローハット、UpGarageなど
  • 購入と同時に交換作業まで完了
  • アフターサービスや相談がしやすい

まとめ

ヨコハマ iceGUARD 8(iG80)は、新技術「冬テック」、新コンパウンド「冬ピタ吸水ゴム」、そしてAI設計のトレッドパターンを採用した第8世代モデルです。

氷上性能は前モデル比で二桁%の改善を実現し、EV対応まで果たしました。

iG80がおすすめな方

  • 氷上性能を最重視したい方
  • EVやハイブリッド車をお使いの方
  • 最新技術のスタッドレスタイヤを試したい方
  • 長期使用での性能維持を求める方

発売は2025年9月1日から。10月頃には全国の販売店で購入可能になる予定です。

今シーズンの冬タイヤ選びでは、ぜひ第一候補として検討してみてください。

購入時は、ご自身の車種・使用環境・予算に合わせて、最適なサイズと購入方法を選択することが大切です。

安全で快適な冬のドライブのために、早めの準備をおすすめします。

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