2025年に登場した6代目スバル・フォレスター(SL5/SLG型)。
SUVらしい走破性と安全性能を兼ね備え、街乗りから雪道までこなせる人気モデルです。
しかし、雪国や凍結路面の多い地域では、どれだけAWD性能が優れていてもスタッドレスタイヤは必須。
「サイズは?」「インチダウンはできる?」「どのタイヤを選べばいい?」と迷う方も多いでしょう。
この記事では、以下について、初心者でもわかるように解説します。
- 純正サイズとインチダウンの可否
- 地域別おすすめモデル
- ホイールセット購入のメリット
- ネット通販で失敗しない方法
5代目フォレスター SK系(2018年-)、4代目フォレスター SJ系(2012年-2018年)については別記事で紹介しています。
フォレスターSL5/SLG型の純正サイズ

まずは、ご自身のフォレスターにどのサイズのタイヤが装着されているかを確認しましょう。
6代目フォレスターの純正タイヤサイズは以下の通りです。
グレード | 純正タイヤサイズ | ホイールサイズ |
---|---|---|
標準グレード | 225/55R18 | 18×7J インセット+48前後 |
上位グレード | 235/50R19 | 19×7.5J インセット+48前後 |
共通の仕様は以下の通りです。
- PCD:114.3mm(5穴)
- ナットサイズ:M12×P1.25(スバル純正はテーパー座)
この純正サイズを基準に、後ほど解説するインチダウンの可能性や適合ホイールを検討していきます。

インチダウンの可否とメリット

フォレスターでは、18インチから17インチ(225/60R17)へのインチダウンが可能な場合があります。
純正で17インチの設定がないため、基本的には18インチを装着するのがいいです。
インチダウンには、見た目だけでなく実用的なメリットがいくつもあります。
メリット
- タイヤ価格が下がる(同モデルで約1〜2万円安くなることも)
- 扁平率が上がり、乗り心地が柔らかくなる
- 雪道や悪路での衝撃吸収性が向上
注意点
- ブレーキキャリパーの大きいグレードでは17インチ不可の場合あり
- 車検対応は外径差±3%以内が目安
- 純正より細いサイズはNG
このように、価格面や乗り心地を重視する方にはインチダウンがおすすめですが、安全性のためにも事前の適合確認は必須です。

地域別おすすめスタッドレスの選び方

雪道の状態や気温は地域によって異なるため、タイヤ選びでは「どこを走るか」を意識しましょう。
以下は地域別のおすすめ傾向です。
地域 | 重視すべき性能 | おすすめモデル例 |
---|---|---|
北海道・東北 | 氷上性能最優先 | ブリヂストン BLIZZAK DM-V3 |
北陸・中部山間部 | 雪上+氷上のバランス | ヨコハマ iceGUARD SUV G075 |
関東・関西の降雪地 | 耐久性+静粛性 | ダンロップ WINTER MAXX SJ8+ |
雪道+高速走行多め | ハンドリング安定性 | トーヨー OBSERVE GSi-6 |
寒冷地ほど氷上性能を重視する必要がありますが、都市部や高速道路走行が多い方は耐久性や静粛性もチェックすると満足度が高まります。

SL5型対応おすすめスタッドレスタイヤ

ここでは、実績と評判の高いスタッドレスタイヤを4モデル紹介します。
- ブリヂストン BLIZZAK DM-V3
SUV専用で氷上性能トップクラス。雪国ユーザーからの信頼度高。 - ヨコハマ iceGUARD SUV G075
低燃費性と氷雪性能のバランスが良く、都市部〜雪国まで幅広く対応。 - ダンロップ WINTER MAXX SJ8+
高耐久で経済性◎。温暖地のスキー・スノボユーザーにもおすすめ。 - トーヨー OBSERVE GSi-6
積雪路・深雪性能が高く、北陸や東北山間部に強い。
いずれもネット通販で簡単に入手できますが、装着する地域や使用環境に合わせて選びましょう。

ホイールセット購入のメリット

タイヤのみを購入して組み替える方法もありますが、スタッドレスタイヤはホイールセットでの購入が断然おすすめです。
理由は以下の通りです。
- 工賃節約:タイヤ単品+組み替えより安くなる場合多数
- 着脱が簡単:冬⇄夏の交換を自宅でできる
- 純正保護:冬用ホイールを使うことで夏用純正を傷や腐食から守れる
とくに毎年交換作業を依頼している方は、セット購入での工賃節約効果が大きくなります。

SL5型対応・おすすめホイールセット
ここからは、SL5/SLG型フォレスターに適合するホイールセットをサイズ別に紹介します。
価格帯は2025年8月時点の目安です。
225/55R18(純正サイズ)
- 価格相場:25〜30万円前後
- 楽天市場で探す(225/55R18 ホイールセット)
- Yahoo!ショッピングで探す(225/55R18 ホイールセット)
225/60R17(インチダウン)
※SL系フォレスターに適合するかの確認を行ってください。ブレンボは不可。
- 価格相場:14〜25万円前後
- 楽天市場で探す(225/60R17 ホイールセット)
- Yahoo!ショッピングで探す(225/60R17 ホイールセット)
購入前のチェックポイント

ネット購入する際は、以下の点を必ず確認しましょう。
- 型式・年式・グレード適合を確認
- ホイール幅・インセットが適正か確認
- ナットサイズ(M12×P1.25)の確認
- TPMS(空気圧センサー)の有無を確認
- カスタム車は干渉チェック必須
これらを確認せずに購入すると、装着できない・干渉するなどのトラブルにつながります。

価格相場と買い時

スタッドレスタイヤはシーズンによって価格が変動します。
以下を目安にすると失敗が少なくなります。
- 純正サイズ18インチセット:20〜30万円前後
- 17インチインチダウンセット:13〜25万円前後
- 買い時:9〜10月の早期予約が安く、12月は品薄&値上がり傾向
特に早期割引キャンペーンを狙うと、数万円単位で安くなることもあります。

購入後の保管方法と寿命

せっかく購入したスタッドレスタイヤも、保管方法が悪ければ寿命が縮みます。
- 直射日光・雨風を避け、タイヤラック+カバーで保管
- 使用目安は製造から3〜5年(ゴムの硬化具合を点検)
シーズンオフの保管をしっかり行えば、次の冬も安心して使えます。

まとめ
ここまで、フォレスターSL5/SLG型のスタッドレスタイヤ選びから購入方法まで解説しました。
スタッドレスタイヤ&ホイールセットの選び方のポイントをまとめます。
- 純正は225/55R18(一部235/50R19)
- 地域や走行環境に合わせてタイヤ性能を選ぶ
- ホイールセット購入で工賃・交換の手間を削減
ネット通販でスタッドレス・ホイールセットの購入が可能です。