【2代目ヴェゼル RV型】インチダウン完全ガイド|15・16・17インチのサイズと注意点

【2代目ヴェゼル RV型】インチダウン完全ガイド|15・16・17インチ対応と注意点

「18インチのままでは高いし乗り心地も硬い…」

「冬用にインチダウンしたいけど大丈夫?」

そんな疑問をお持ちの方へ。

この記事では、2代目ヴェゼル(RV系/2021年~)のインチダウンについて、グレード別の可否・推奨サイズ・注意点を詳しく解説します。

目次

2代目ヴェゼル(RV系)とは?

ヴェゼルは、ホンダのSUV車です。

2021年5月に新型が発売され2代目のモデルになっています。

ここでは、「2代目ヴェゼル RV3/4/5/6型 (2021年-)」について書いています。

純正タイヤホイールサイズ

2代目ヴェゼルRV系のグレード別・純正装着サイズは以下の通りです。

  • G / e:HEV X:215/60R16(ホイール 16×7.0J +50)
  • e:HEV Z / PLaY:225/50R18(ホイール 18×7.5J +55)

共通スペック

  • PCD:5H/114.3
  • ハブ径:約64mm
  • ナットサイズ:M12×P1.5(球面座/19HEX)

ヴェゼルの18インチスタッドレスタイヤの記事はこちら

2代目ヴェゼル(RV系)のインチダウン可否【グレード別早見表】

グレード純正サイズ17インチ16インチ
G(ガソリン)215/60R16
e:HEV X(ハイブリッド)215/60R16
e:HEV Z/PLaY225/50R18

※15インチは、ハイブリッド車のブレーキに干渉するため不可です。

グレードGは、ホイールによって装着できる場合もありますが、15インチは純正サイズではないため非推奨です。

インチダウンのメリットと注意点

スタッドレスタイヤで雪道を走行

スタッドレスタイヤを選ぶとき、多くの方が「インチダウン」を検討します。

これはタイヤとホイールのサイズを一回り小さくする方法で、費用を抑えつつ、雪道に適した性能が得られるという大きな利点があります。

しかし、車種やグレードによって注意点もあるため、正しい知識をもとに選ぶことが重要です。

メリット

インチダウンには見た目の変化だけでなく、冬道に嬉しい機能的なメリットがあります。

  • スタッドレスタイヤが安くなる
    一般的にホイールサイズが小さいほど、タイヤやホイールの価格も下がります。同じブランド・性能のタイヤでも、1インチ下げるだけで数千円〜数万円の差が出ることもあります。

  • タイヤの厚みが増え、段差に強くなる
    扁平率が高くなることでクッション性がアップ。段差や轍(わだち)を乗り越えたときの衝撃が和らぎ、乗り心地が良くなります。

  • 雪道でのコントロール性が上がる
    接地圧が増し、滑りやすい路面でもしっかり路面を捉える傾向があります。急ブレーキや急ハンドルを避ける前提なら、操作に対する反応がマイルドになる分、安心感が高まるという声も多くあります。

注意点

インチダウンには多くの利点がありますが、車種ごとの制限や装着時の注意点を理解しておくことが大切です。

  • 15インチはハイブリッド不可(ブレーキ干渉)
    e:HEV X/Z/PLaYなどのハイブリッド車は、ブレーキローターやキャリパーが大径化されているため、15インチホイールでは物理的に干渉してしまいます。

  • 社外ホイールにはテーパー座ナットが必要
    ホンダ純正ナットは「球面座」タイプ。
    社外ホイールの多くは「テーパー座」設計なので、そのままでは装着できません。ナットの形状が違うと、走行中にホイールが外れる恐れもあるため、ホイールに適合したナットを必ず用意してください。

  • タイヤ外径差でメーター誤差が出る場合も
    インチダウンによりタイヤの外径が変わると、スピードメーターの表示と実際の速度にズレが生じる可能性があります。誤差は1〜3%程度が多く、日常走行に大きな影響はありませんが、気になる方は外径の近いサイズ(例:225/55R17など)を選びましょう。

グレード別インチダウン解説

ヴェゼルRV

e:HEV Z/PLaY(18インチ装着車)

  • 16インチ/17インチへのダウンOK
  • 人気のスタッドレスサイズ:
    • 215/60R16(純正16インチと同サイズ)
    • 215/65R16(タイヤ外径の近いサイズ)
    • 225/55R17(純正18インチに近い外径)

おすすめホイールサイズ
16×6.5J〜7.0J/インセット +45〜+53

初代ヴェゼルの純正16インチ流用も可能です。

ネット通販では18インチ装着車向けの215/65R16のホイールセットもありました。

G / e:HEV X(16インチ装着車)

Gグレードおよびe:HEV Xグレードは、もともと16インチホイールを純正装着しているため、特別なサイズ変更をせずそのままスタッドレスタイヤに交換できます。

スタッドレス用としては、純正と同じ215/60R16のサイズを選べばOK

装着実績も多く、迷わず選べる安心のサイズです。

また、このサイズは流通量も多いため、価格が安定していて比較的入手しやすいのもメリットです。

社外ホイール装着時の注意点|ナット形状に要注意!

ホイールナット

スタッドレス用に社外ホイールを選ぶ際、特に注意が必要なのがホイールナットの形状の違いです。

見た目では分かりづらい部分ですが、間違えると重大なトラブルに繋がる可能性もあるため、しっかり確認しましょう。

ホンダ純正ナットは「球面座」

2代目ヴェゼルに限らず、ホンダ車は純正で球面座ナットが使用されています。

ナットとホイールの接地面が「丸みを帯びた半球状」になっており、ホンダ純正ホイール専用の設計です。

社外ホイールには「テーパー座ナット」が必要!

ホイールナット

一方、多くの社外ホイールはテーパー座(60度テーパー)に対応しています。

これはナットとホイールの当たり面が「V字型」になっており、純正の球面座ナットでは正しく締結できません

ナット形状が合わないまま装着すると、ホイールがズレたり緩んだりして、最悪の場合、走行中に脱輪するリスクも。

対策は?

  • 社外ホイールに交換する際は、必ずテーパー座ナットを別途用意しましょう。
  • ホイール購入時に「ナット付きセット」になっている場合は、そのまま使用可能です。
  • 中古ホイールやナット別売商品の場合は、M12×P1.5/60度テーパー/19HEXのナットが一般的に適合します。

一部にはホンダ純正ナット(球面座)に対応した社外ホイールも存在しますが、非常に限られたモデルのみです。

基本的には、「社外ホイール=テーパー座ナットが必要」と覚えておいた方が安全です。

インチダウン時の外径比較と乗り心地の変化

インチダウン

インチダウンをする際に気になるのが、タイヤの外径(直径)の違いと、それに伴う乗り心地や走行性能の変化です。

2代目ヴェゼル(RV系)に装着できる代表的なタイヤサイズを比較しながら、それぞれの特徴を解説します。

タイヤサイズごとの外径比較(代表サイズ)

タイヤサイズ外径(目安)備考
225/50R18約682mmハイブリッドZ/PLaYの純正サイズ
225/55R17約679mm外径差が非常に小さく、メーター誤差が最小
215/60R17約689mmやや外径が大きくなります
215/65R16約685mm18インチの外径に近いサイズ
215/60R16約664mm純正16インチサイズ(e:HEV X/G)

※外径が大きく異なるとスピードメーター表示にも影響が出ますが、上記サイズは実用上問題のない範囲に収まっています

外径が変わると何が起こる?

外径が小さくなるほど、以下の影響が出ます。

  • スピードメーターの表示が実際より速くなる
  • タイヤの回転数が増える

たとえば、225/50R18から215/60R16に変更すると、外径差は約2.6%。

純正サイズであり、車検も問題ない範囲ですが、速度差が出る可能性があるため注意してください。

どうしてもメーター誤差が気になる方は、外径差が少ない「225/55R17」を選ぶのもおすすめです。

インチダウンによる乗り心地の変化

ハンドリング

インチダウンすると、タイヤの扁平率(=厚み)が上がるため、走行中の快適性に以下のような変化が見られます。

クッション性アップ!

タイヤが厚くなることで、段差や舗装の荒れた路面でも衝撃を吸収しやすくなります。

乗り心地が柔らかくなり、振動もややマイルドになるため、同乗者の快適性も高まります。

ハンドリングはややマイルドに

タイヤが柔らかくなる分、ステアリングの応答性(キビキビ感)が少し穏やかになります。

ただし街乗りや雪道走行では、かえってこれが安心感につながることも多いです。

雪道ではむしろ安心感UP

冬道では“絶対的なグリップ”よりも“滑った時にコントロールしやすいこと”が大切です。

タイヤが厚く、接地圧が高まることで、滑り出しの挙動が穏やかになり、ドライバーが対処しやすくなります。

こんな声も…

「Zグレードに16インチを履かせたら、足元は少し寂しく見えるけど、家族からは“乗り心地がよくなった”と好評!」
「ステアリングがちょっとだけ軽くなった。でも冬道はこれくらいがちょうどいい」

見た目を重視するなら17インチ、コストや快適性重視なら16インチが人気です。

あなたのライフスタイルや使用環境に合ったサイズを選びましょう。

おすすめ16インチスタッドレスタイヤ3選【215/60R16】

タイヤ名特徴価格帯(目安)こんな人におすすめ
ブリヂストン VRX3氷上性能トップ、雪国向け高め雪道の安全性を最優先したい方
ヨコハマ iG70バランス性能◎、静粛性も中〜高雪道も街乗りも快適に走りたい方
ダンロップ WM03コスパ◎、高耐久中〜高都市部中心、価格も重視したい方

ブリヂストン ブリザック VRX3【氷上性能重視】

VRX3

「雪道でも安心して走りたい」という方には、ブリヂストンのVRX3がおすすめ。

氷上での止まりやすさは、他社製品と比べても群を抜いています。

  • 最新の発泡ゴム採用で圧倒的な氷上ブレーキ性能
  • ストップ&ゴーが多い街乗りでも安心
  • 静粛性・耐久性も高く、トータルバランス◎

「雪国在住」「子どもを乗せる」など、安全重視派におすすめ。

ヨコハマ アイスガード7(iG70)【バランス重視】

アイスガード7

氷上性能に加え、ドライ性能や静粛性も重視するならヨコハマのiG70が候補に。

雪道と一般道の両方を快適に走りたい人にぴったりです。

  • 「プレミアム吸水ゴム」でドライと氷上どちらにも強い
  • 旧モデルiG60から氷上性能を20%以上強化
  • 静かで快適な走行が魅力

「雪道+街乗りをどちらも走る」人にピッタリ。

ダンロップ ウィンターマックス03(WM03)【コスパ◎】

ウインターマックス03

コストパフォーマンスの高さと雪道での安定感を両立したモデルです。

予算を抑えつつ、しっかりした性能を求める方に最適です。

  • 氷上特化型モデルで安心感あり
  • 耐摩耗性にも優れ、長く使える
  • 比較的リーズナブル

「コストも性能も妥協したくない」方におすすめ。

低降雪地域やコスト重視派には、トーヨー・ナンカンなどのアジアンブランドや旧モデル(VRX2・iG60)もおすすめです。

【まとめ】2代目ヴェゼルのインチダウンは実用的かつ経済的!

2代目ヴェゼル(RV系)は、純正で16インチと18インチの2種類が設定されているため、グレードに応じて柔軟にインチダウンが可能です。

  • 18インチ車は16〜17インチへダウンOK
  • 雪道性能・乗り心地・価格のバランスで選ぼう

インチダウンは、正しいサイズを選べば安全性も問題なく、冬の走行にも最適です。

スタッドレスタイヤの費用を抑えたい方、乗り心地を改善したい方は、インチダウンを検討してみてください。

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