「スペイドに14インチのスタッドレスって付けられるの?」
そんな疑問をお持ちの方へ。
2012年に登場したトヨタ・スペイドは、2代目ポルテの姉妹車として人気を集めたコンパクトカーです。
ラインナップは1.3L(NSP140型)と1.5L(NCP141/NCP145型)の2タイプ。
本記事では、純正15インチから14インチへのインチダウンが可能かどうかを徹底解説。
さらに、コスパに優れたおすすめの14インチスタッドレス&ホイールセットもご紹介します。
「冬用タイヤは安く、安全に揃えたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
スペイド140系を14インチへのインチダウンは可能?

まずは、「インチダウン」の意味を簡単に理解しておきましょう。
「インチダウン」とは、車のホイールのサイズを小さくすることを指します。
例えば、スペイドの場合、純正15インチから14インチに変更すること。
インチダウンにはメリットとデメリットがあり、車両のパフォーマンスや外観にも影響を与えるため、慎重に決めることが重要です。
インチダウンのメリット
インチダウンには、見た目の変化だけでなく、実用的な利点がいくつもあります。
以下のようなメリットがあるため、特に冬場のスタッドレス装着時に検討するユーザーが増えています。
- コスト削減:タイヤとホイールが安くなるため、費用を抑えられます。
- 乗り心地の改善:タイヤの高さが大きくなることで、段差などでの衝撃がやわらぎ、乗り心地が改善されることがあります。
- 雪道でのトラクション向上:タイヤの幅が狭くなると、雪道での接地圧が増し、トラクションが向上します。
走行性能や経済性の観点からも、インチダウンには多くの魅力があると言えるでしょう。

インチダウンのデメリット
一方で、インチダウンには注意すべきポイントもあります。
車の仕様や使用環境によっては、以下のようなデメリットが生じることもあるため、事前の確認が重要です。
- 外径の変化:タイヤ外径が小さくなるため、車高が低く見えることがあります。
- 速度計誤差:外径が小さくなると、速度計が誤差を生じる可能性があります。
- ブレーキキャリパーとの干渉リスク:小さなホイールに変更すると、ブレーキキャリパーに干渉するリスクが増えます。
インチダウンを行う際は、見た目やコストだけで判断せず、安全性や適合性も含めて総合的に検討することが大切です。

スペイドの型式別・インチダウンサイズ

ここでは、スペイドの型式ごとにインチダウンの可否や対応サイズについて解説します。
2WDモデル(FWD、NSP140/NCP141型)
スペイドの2WDモデルでは、14インチ化が可能です。
特に、1.3Lモデル(NSP140型)は標準で14インチホイール(165/70R14タイヤ)を装着しています。
1.5Lモデル(NCP141型)でも、純正15インチ(175/65R15)から14インチへのインチダウンができるとの報告があります。
実際に、ユーザーの中には問題なく15インチから14インチにインチダウンした事例が多数あります。
そのため、2WD車であれば、実質的に14インチ化は可能だと言えます。
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4WDモデル(NCP145型)
ただし、4WDモデル(NCP145型)については、14インチ化は難しいです。
4WD車はブレーキキャリパーのサイズや形状が異なり、小径ホイールだと干渉するリスクがあります。
実際に一部のユーザーが14インチの鉄ホイールを装着しようとしたところ、キャリパーに干渉してしまったケースがありました。
スペイドの4WD車の場合は14インチ化を避ける方が無難です。
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スペイド2WD車におすすめのスタッドレスタイヤ用14インチホイールセット

その前に、タイヤとホイールの選び方を確認しておきましょう。
インチダウンを行う際は、タイヤサイズやホイールサイズに注意することが大切です。
特にホイールのリム幅やオフセット、タイヤの幅などが重要なポイントになります。
タイヤとホイールの選び方

インチダウンをする際は、タイヤサイズとホイールサイズのバランスが大切です。
以下の点を確認しておくと、適切な選択ができます。
- リム幅:ホイールの幅は、タイヤがきちんと装着されるために重要です。標準的なリム幅は5J〜5.5Jが多く、タイヤサイズに適合するものを選ぶことが重要です。
- オフセット:オフセットはホイールの取り付け面が中心からどれだけ離れているかを示す数値です。純正のオフセットに近いものを選ぶと、ホイールが車両にぴったり収まります。

スペイド2WD車におすすめのスタッドレスタイヤ用14インチホイールセット
2WD車において、冬用のスタッドレスタイヤを装着するための14インチホイールセットをいくつかご紹介します。
これらは、コストパフォーマンスにも優れ、冬の運転にぴったりなセットです。
1. ウェッズ(WEDS)低価格モデル

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- サイズ:14×5.5J +38(4H100、ハブ径73mm※ハブリングで54mm対応)
- 価格:約34,375円(ホイール4本セット、送料無料)
- 特徴:塩害対策塗装が施されており、冬用にも最適です。
2. ザイン 共豊

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- サイズ:14×5.5J(4H100)
- 価格目安:スタッドレスタイヤ4本セットで税込約5万〜(アルミホイール+タイヤ)
- 特徴:軽量かつスタイリッシュなデザイン。タイヤとのセット価格も抑えられており、コスパ重視の方におすすめです。
3. ホットスタッフ / エクシーダー シリーズ

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- サイズ:14×5.5J +40~+45(4H100)
- 価格:約5万円前後(タイヤ付4本セット)
- 特徴:耐塩害塗装で、雪道でも安心の高耐久性です。
これらのホイールセットは、スペイドの2WD車にぴったり合う14インチホイールです。
オフセットは+35~+45の範囲で選ぶと、純正15インチホイールのオフセット+39に近く、装着しやすいです。
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14インチのタイヤサイズ選び

14インチにインチダウンする場合、推奨されるタイヤサイズは 165/70R14 です。
165/70R14は、1.3Lモデルの標準タイヤサイズであり、雪道でのトラクションや価格面でもメリットがあります。
もし外径を純正に近い状態にしたい場合は、175/70R14 を選ぶのも一つの方法。
175/70R14は、175/65R15に近い外径になるため、速度計誤差も抑えられます。
- 165/70R14:雪道でのグリップやコストを重視したい方におすすめ
- 175/70R14:外径を優先したい方におすすめ

まとめ

トヨタ・スペイドの2WDモデルでは、純正15インチから14インチへのインチダウンが可能で、冬用スタッドレスタイヤとしても手頃な価格で14インチホイールセットが豊富に揃っています。
ただし、4WDモデルについては、ブレーキキャリパーに干渉するリスクがあるため、インチダウンは避けるのが無難です。
インチダウンを行う際は、ホイール形状やブレーキキャリパーとのクリアランスをしっかり確認し、適合確認をした上で選ぶようにしましょう。