「純正18インチのヴェゼル、スタッドレスはもっと安くできないかな?」
「16インチにインチダウンできるって聞いたけど、ブレーキは大丈夫?」
そんな疑問にお答えするべく、この記事ではホンダ・ヴェゼル 初代 RU系(RU1〜RU4型・2013年〜2021年)のスタッドレスタイヤ用インチダウンサイズを紹介します。
純正サイズごとの可否やおすすめサイズ、注意点まで詳しく解説します。
グレード別|初代ヴェゼル(RU1〜RU4)の純正タイヤサイズ一覧

まずは、初代ヴェゼルのグレード別・純正タイヤ・ホイールサイズを確認しましょう。
グレード | 純正サイズ | タイヤサイズ | ホイールサイズ |
---|---|---|---|
G/X(ガソリン) | 16インチ | 215/60R16 | 16×7.0J +55 |
HYBRID X/Z | 17インチ | 215/55R17 | 17×7.0J +55 |
RS/Touring(ターボ) | 18インチ | 225/50R18 | 18×7.5J +55 |
※PCDはすべて5穴114.3mm、ハブ径はホンダ車共通の約64mmです。
インチダウンは可能?15・16・17インチの可否まとめ

インチダウンはグレードによって可能・不可能が分かれます。
以下の表をご覧ください。
純正サイズ | インチダウン可否 | 対応サイズ | 備考 |
---|---|---|---|
18インチ(RS/Touring) | 〇 | 17 or 16インチ | 16インチは実績あり、215/60R16など |
17インチ(HYBRID Z) | 〇 | 16インチ | キャリパー干渉なし、215/60R16が定番 |
16インチ(G/X) | ✕ | – | 15インチ不可、16インチでそのまま装着 |
※15インチホイールはすべてのグレードで装着不可(ブレーキキャリパーに干渉します)。
【18インチ車】RS/Touringを16インチにダウンする場合

最上位グレード(RS、Touring)は225/50R18が標準。
これをスタッドレスに変えるなら、コスト面や雪道性能からインチダウンが有力な選択肢です。
インチダウンは、17インチや16インチが選択肢になります。
推奨サイズ
インチダウンで16インチにする時の参考サイズです。
- タイヤ:215/60R16
- ホイール:16×6.5J~7.0J、インセット+50~+55、PCD5H114.3
実際にRSモデルで215/60R16を履かせている装着実例も多数あります。
速度誤差はあるものの、法定誤差内で安全面の影響もほぼありません。
【17インチ車】ハイブリッドZの16インチ化も可能!
HYBRID Z(純正17インチ)も、16インチへのダウンは物理的に可能です。
ハイブリッドXとはブレーキキャリパーが共通のため、干渉リスクは少ないです。
推奨サイズ
17インチを16インチにする時の参考サイズです。
- タイヤ:215/60R16
- ホイール:16×6.5J~7.0J、インセット+50〜+55
Yahoo!知恵袋などでも「16インチ+215/60R16で問題なし」との回答が多数。実績あるサイズです。
【16インチ車】G/Xグレードはそのまま同サイズでOK
ガソリンモデルの下位グレード(GやX)は、純正で215/60R16を装着しているため、インチダウンは不要かつ不可(15インチ不可)です。
そのまま同サイズのスタッドレスを選べばOK。

純正ホイールの流用や、社外ホイールなら6.5J~7.0J/インセット+50前後が適合しやすいです。
楽天
ヴェゼル 215/60R16 スタッドレス ホイールセット
ヤフーショッピング
ヴェゼル 215/60R16 スタッドレス ホイールセット
アマゾン
ヴェゼル 215/60R16 スタッドレス ホイールセット
インチダウン時の注意点まとめ
ナットの形状に注意(社外ホイール使用時)

ホンダ純正ナットは球面座(Rタイプ)ですが、社外ホイールはテーパー座(60度)が基本。
ナットは必ず合わせて交換しましょう。

ブレーキ干渉リスクの回避

15インチホイールはすべてのグレードで物理的にNG。
また16インチでもスポーク形状やオフセットによっては干渉の恐れがあるため、実績のあるセット品や仮当て確認を推奨します。
外径とスピードメーター誤差の影響

例)純正18インチ(225/50R18)→16インチ(215/60R16)にした場合
- タイヤ外径:682mm → 664mm(約18mm差)
- 誤差:約-2.6%(速度表示が実際よりやや高くなる)
この誤差は法的に許容される範囲であり、安全面への影響もほぼありません。
気になる方は、215/65R16(外径約685mm)など、外径を近づけるタイヤを選ぶのも手です。

乗り心地・ハンドリングへの影響は?

インチダウンによってタイヤの扁平率が上がると、走行性能や快適性にも変化が現れます。
とくにスタッドレスに交換する冬季は、これらの変化が安心感や運転のしやすさにも直結するため、事前に知っておくと安心です。
- 乗り心地:ややマイルドに(扁平率が上がるため)
- 静粛性:ロードノイズが軽減しやすい傾向
- ハンドリング:レスポンスは若干マイルドに
- 雪道性能:接地圧が高まり、スタッドレス性能はむしろ有利
特に冬道では、インチダウンによる柔らかい乗り心地がむしろ好まれるケースもあります。
【まとめ】ヴェゼルRU型は16インチまでのインチダウンが安全でおすすめ

ヴェゼルRU系は、多くのグレードで16インチまでのインチダウンに対応しており、スタッドレスの選択肢も広がります。
15インチは物理的に装着不可ですが、16インチ化なら実績も多く、コストを抑えながら冬の走行性能も確保できます。
- RS/Touring(18インチ)→ 16インチOK(215/60R16)
- HYBRID Z(17インチ)→ 16インチOK(215/60R16)
- G/X(16インチ)→ そのまま215/60R16が最適
- 15インチ不可。ブレーキ干渉のため装着NG
タイヤ・ホイールを安く抑えたい方や、スタッドレスの選択肢を広げたい方にとって16インチ化は実用性・コスト・性能のバランスが取れた有効な選択肢。
見た目や乗り心地のバランスも考慮しながら、用途に合ったサイズを選びましょう。
楽天
ヴェゼル 215/60R16 スタッドレス ホイールセット
ヤフーショッピング
ヴェゼル 215/60R16 スタッドレス ホイールセット