冬のドライブに欠かせないスタッドレスタイヤをお探しの方に、コストパフォーマンス抜群のハンコック W626をご紹介します。
この記事では、Winter i*cept iZ2 A W626の特徴から実際のユーザー口コミまで、購入前に知っておきたい情報を詳しく解説します。
「価格は安いけど、本当に安全なの?」「国産タイヤと比べてどうなの?」そんな疑問にお答えします。
ハンコックはどんなタイヤ?
まずは、ハンコック W626を理解するために、メーカーの背景と商品の基本情報を詳しく見ていきましょう。
ハンコックとは?
ハンコック(HANKOOK)は、1941年創立の韓国最大手タイヤメーカーです。
現在では世界7位のタイヤメーカーとして、グローバルに事業を展開しています。
多くの方が「韓国メーカーは大丈夫?」と心配されますが、ハンコックは長い歴史と確かな実績を持つ信頼できるメーカーです。
ハンコックの実績
- 韓国シェア1位のタイヤメーカー
- 日本の自動車メーカーの新車装着タイヤとしても採用
- 北海道に開発拠点を設置し、日本市場向けの商品開発を実施
これらの実績からも分かるように、ハンコックは単なる「安いだけのタイヤメーカー」ではなく、品質にもこだわりを持った企業です。
Winter i*cept iZ2 A W626とは?
Winter i*cept iZ2 A W626(ウィンターアイセプト)は、ハンコックが日本市場向けに開発したスタッドレスタイヤです。
このタイヤの最大の特徴は、日本の冬道環境に特化して開発されていることです。
多くの海外メーカーが本国仕様をそのまま輸入しているのに対し、ハンコックは日本の気候や道路状況を徹底的に研究して商品化しています。
基本スペック
- 対応サイズ:13インチ〜18インチ(34サイズ展開)
- 対応車種:軽自動車からSUV、ミニバンまで
- 回転方向指定:なし(ローテーション可能)
- 開発地:北海道
- 発売年:2019年
北海道の厳しい冬道環境で開発・テストされているため、他のアジアンタイヤと比較して日本の冬道により適した性能を持っています。
この点が、W626が多くのユーザーから支持される理由の一つです。
W626の3つの主要特徴
ここからは、ハンコック W626が持つ3つの主要な技術的特徴について詳しく解説します。
これらの特徴を理解することで、なぜW626がコスパに優れたスタッドレスタイヤと評価されているのかが分かります。
1. 優れた氷上・雪上ブレーキ性能
スタッドレスタイヤの最も重要な性能である、氷上・雪上でのブレーキ性能について見ていきましょう。
進化したサイプ技術
W626は従来品より20%多いサイプ(細かい切れ込み)を採用。路面との接地面積を増やし、グリップ力を向上させています。
3Dエッジ効果
タイヤブロックに3D形状のエッジを設けることで、氷雪路面でのひっかき効果を最大化。
ブレーキング時の安定性が大幅に向上しています。
これらの技術により、実際の性能向上が数値として表れています。
実測データ(メーカー発表)
- 氷上ブレーキ性能:従来品比15%向上
- 雪上ブレーキ性能:従来品比12%向上
この数値は決して国産プレミアムタイヤに劣るものではなく、日常的な冬道走行においては十分な安全性を提供します。
2. 左右非対称パターンによる最適化
W626のもう一つの大きな特徴が、左右非対称のトレッドパターンです。
この設計により、様々な走行シーンに対応できる万能性を実現しています。
インサイドとアウトサイドの役割分担
- インサイド(内側):氷雪路面でのグリップ性能を重視
- アウトサイド(外側):ハンドリング性能と剛性を重視
この設計により、様々な路面状況に対応できる万能性を実現しています。
左右で異なる機能を持たせることで、一つのタイヤで多様な性能要求に応えられるのが大きなメリットです。
メリット
- タイヤローテーションが可能(回転方向指定なし)
- バランスの取れた総合性能
- メンテナンスが容易
特に、回転方向の指定がないことで、タイヤローテーションが自由にできる点は、ランニングコストの削減にもつながります。
3. 高いウェット性能
冬道は雪や氷だけでなく、雨や湿った路面での走行も多くあります。
W626は、このウェット性能にもしっかりと配慮した設計になっています。
ストレートグルーブ採用
タイヤ中央部に配置された2本の縦溝により、雨天時の排水性を大幅に向上。
ハイドロプレーニング現象を効果的に抑制します。
サイプとグルーブの連携
細かいサイプと太い溝が連携することで、ウェット路面でも確実なグリップを確保します。
この設計により、冬場によくある「雨と雪が混在する路面」でも安心して走行できます。
特に都市部では、除雪された道路が濡れている状況が多いため、このウェット性能は非常に重要な要素となります。
サイズ・価格情報
購入を検討する際に最も気になるのが、対応サイズと価格です。
ここでは、W626の詳細なサイズ展開と、具体的な価格情報をご紹介します。
対応サイズ一覧
W626は13インチから18インチまで、全34サイズを展開しており、軽自動車から大型SUVまで幅広い車種に対応しています。
軽自動車サイズ
- 145/80R13
- 155/65R14
- 165/55R15
コンパクトカーサイズ
- 175/65R14
- 185/65R15
- 195/65R15
セダン・ミニバンサイズ
- 205/65R16
- 215/60R16
- 225/55R17
SUVサイズ
- 215/70R16
- 225/65R17
- 235/55R18
※全34サイズ展開。詳細サイズは販売店にてご確認ください。
このサイズ展開の豊富さは、W626の大きな魅力の一つです。
特に軽自動車サイズから大型車まで対応している点は、多くのユーザーにとって選択肢となり得ます。
価格帯(2025年1月時点)
多くの方が最も気になる価格について、現在の市場価格をサイズごとにまとめました。
サイズ別価格目安(1本あたり):
- 13-14インチ:4,000円〜6,000円
- 15-16インチ:6,000円〜9,000円
- 17-18インチ:9,000円〜15,000円
※価格は販売店により異なります。工賃別途。
この価格帯を見ていただければ分かるように、国産タイヤと比較して非常にリーズナブルな設定となっています。
国産タイヤとの価格比較
実際に他メーカーとの価格差がどの程度あるのか、人気サイズでの比較表をご覧ください。
| メーカー | 195/65R15 | 215/60R16 | 225/55R17 |
|---|---|---|---|
| ハンコック W626 | 約7,000円 | 約9,000円 | 約12,000円 |
| ブリヂストン VRX3 | 約13,000円 | 約16,000円 | 約20,000円 |
| ヨコハマ IG70 | 約12,000円 | 約15,000円 | 約19,000円 |
| ダンロップ WM03 | 約11,000円 | 約14,000円 | 約18,000円 |
※価格は目安です。時期・販売店により変動します。
4本セット価格差:約20,000円〜30,000円安い
この価格差は非常に大きく、浮いた予算で他のカー用品を購入したり、次回のタイヤ交換費用に充てたりできます。
家計への負担を考えると、この価格優位性は無視できないメリットです。
他メーカーとの比較
スタッドレスタイヤを選ぶ際、他メーカーとの比較は欠かせません。
ここでは、客観的な視点でW626の位置づけを明確にします。
性能比較表
各項目を5段階評価で比較した結果をご覧ください。
| 項目 | ハンコック W626 | 国産Aクラス | 国産Bクラス |
|---|---|---|---|
| 氷上性能 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| 雪上性能 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| ウェット性能 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| 耐久性 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| 価格 | ★★★★★★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
| 総合評価 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
この比較表からも分かるように、W626は氷上性能では国産プレミアムタイヤに劣るものの、価格を考慮した総合評価では十分に競争力があります。
アジアンタイヤ内での位置づけ
アジアンタイヤの中でも、ハンコック W626は上位クラスに位置づけられます。その理由を詳しく見てみましょう。
ハンコック W626の優位性
- 北海道開発による日本特化設計
- 新車装着実績による信頼性
- バランスの取れた総合性能
これらの特徴により、他のアジアンタイヤと一線を画しています。
他アジアンタイヤとの違い
- より日本の気候に適した設計
- 品質管理の厳格さ
- アフターサービスの充実
特に「日本特化設計」という点は、単純な価格比較では見えない大きな価値です。
日本の冬道環境を知り尽くした上での商品開発は、実際の使用場面での安心感につながります。
おすすめする人
強くおすすめできる人
コストを重視する方 国産タイヤの約半額で購入でき、基本性能は十分確保されています。
非豪雪地域にお住まいの方 年に数回の雪道走行であれば、W626で十分な安全性を確保できます。
1〜2年での買い替えを予定している方 短期使用であれば、コスパの良さが最大のメリットになります。
セカンドカーのタイヤを探している方 使用頻度の低い車両には最適な選択肢です。
検討が必要な人
⚠️ 豪雪地域で頻繁に使用する方 極限状況では国産タイヤの方が安心できる場合があります。
⚠️ タイヤに最高性能を求める方 氷上性能では国産プレミアムタイヤに劣る部分があります。
⚠️ 長期使用を前提とする方 耐久性を考慮すると、国産タイヤの方がトータルコストで有利な場合があります。
購入ガイド
購入できる場所
実店舗
- タイヤ専門店(オートバックス、イエローハットなど)
- ガソリンスタンド
- 車用品店
- 整備工場
オンライン
- Amazon
- 楽天市場
- Yahoo!ショッピング
- タイヤ専門通販サイト
購入時のポイント
1. サイズの確認 車両の取扱説明書またはタイヤ側面の表示を必ず確認してください。
2. 製造年週の確認 タイヤ側面の4桁数字で製造時期を確認。古すぎるものは避けましょう。
3. 取り付け工賃の確認 タイヤ代金とは別に工賃(バランス調整、廃タイヤ処理費含む)が必要です。
4. 保証内容の確認 メーカー保証の内容と期間を事前に確認しておきましょう。

取り付け後のメンテナンス
空気圧チェック 月1回は空気圧をチェックし、適正圧力を維持してください。
ローテーション 5,000km〜10,000kmごとのローテーションで均等摩耗を促進できます。
保管方法 オフシーズンは直射日光を避け、縦置きで保管することをおすすめします。

よくある質問

Q1. 国産タイヤと比べて安全性に問題はありませんか?
A1. 基本的な安全性に問題はありません。
ただし、極限状況では国産タイヤの方が優位な場合があります。
日常的な冬道走行であれば十分な性能を発揮します。
Q2. どのくらい持ちますか?
A2. 使用状況により異なりますが、一般的には3〜4シーズン使用可能です。
国産タイヤと比較すると若干摩耗が早い傾向にあります。
Q3. チェーンとの併用は可能ですか?
A3. はい、可能です。
豪雪地域や山間部では、チェーンとの併用をおすすめします。
Q4. 夏タイヤとの交換時期は?
A4. 一般的には11月〜3月の使用を推奨します。
気温が7度以下になる時期が交換の目安です。
Q5. 保証はありますか?
A5. メーカー保証があります。
製造不良による不具合には対応しますが、摩耗や損傷は対象外です。
Winter i*cept iZ2 A W626の口コミ
ハスラー冬支度。
意外とハスラーのタイヤ高くてハンコック製のスタッドレスにしました。
普通に走れます。 pic.twitter.com/7geVRnyWmz— ネズミ🐭 (@yutanoheya917) December 31, 2021
価格重視でWinter i*cept iZ2 A W626を購入する方は多いです。
ハンコックのスタッドレスは、国産タイヤに比べると価格も安く、コスパがいいです。
俺が言ってやっと信用してもらえるレベルだけどハンコックのスタッドレスは雪国でも十分通用するぞ。
つか北海道で開発してる日本専売タイヤだから・・・— シュツットガルトの老馬 (@caymanR987) August 18, 2020
ハンコックのスタッドレスは北海道で開発しているそうです。
日本に合わせた仕様になっているので、他のアジアンタイヤよりはいいかもしれません。
ジャパンレンタカー、ハンコックのスタッドレス pic.twitter.com/g1D0UdsVV6
— テストミュール (@__QGB) January 20, 2023
レンタカーのスタッドレスとしても使用されているという口コミがあります。
Winter i*cept iZ2 A W626が装着されています。
ナンカンとかハンコックのスタッドレスも、最近はいい評価を聞くよね
— 月海玖珠(るーくす)紅楼夢ぬ14a秋例し40b (@Lab_MuhouChitai) December 18, 2022
アジアンタイヤの中では優秀という口コミもあります。
昔は悪い評価も多かったようですが、現在の現在の評価はよくなっているようです。
アジアンタイヤで性能を重視する方は、ハンコックタイヤを選ぶのもいいかもしれません。
ハンコックのスタッドレスは、価格を重視する方に向いています。
まとめ
ハンコック Winter i*cept iZ2 A W626は、コストパフォーマンスを重視する方に最適なスタッドレスタイヤです。
【W626を選ぶメリット】
- 圧倒的な価格優位性:国産タイヤの約半額
- 日本特化設計:北海道で開発された信頼性
- バランスの良い性能:氷雪・ウェット性能ともに実用十分
- 豊富なサイズ展開:軽自動車からSUVまで対応
【購入前のチェックポイント】
- 使用環境(豪雪地域か非豪雪地域か)
- 使用頻度(年数回か毎日か)
- 予算(初期費用重視かトータルコスト重視か)
- 求める性能レベル(日常使用か高性能重視か)
結論:非豪雪地域でのコスパ重視なら、W626は優秀な選択肢
年に数回の雪道走行や、コストを抑えたい方には自信を持っておすすめできるスタッドレスタイヤです。
一方、毎日雪道を走る方や最高性能を求める方は、国産プレミアムタイヤも検討することをおすすめします。
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