スバル車のホイールナットサイズは?M12×P1.25とOEM車の違い・選び方

「スバル車のホイールナットはM12×P1.25でいい?」

「スタッドレス用の社外ホイールに純正ナットを使える?」

「19HEXと21HEXは何が違う?」

スバル車のホイールナットを購入するとき、このように迷う方も多いのではないでしょうか。

レヴォーグ、フォレスター、クロストレック、インプレッサ、WRX S4、BRZなど、多くのスバル車では共通するホイールナット規格が使われています。

一方、スバルにはダイハツやトヨタからOEM供給を受けている車種もあり、これらはネジサイズや座面形状が異なる場合があります。

特に、「スバル車だからM12×P1.25を買えば大丈夫」とメーカー名だけで判断するのは危険です。

この記事では、スバル車のホイールナットサイズ、60°テーパー座、OEM車の違い、スタッドレス用社外ホイールでのナット選びを紹介します。

目次

結論|多くのスバル車はM12×P1.25・19HEX・60°テーパー座

インプレッサ

スバルが自社系で展開する多くの乗用車では、基本的に次のホイールナットが使われます。

項目基本仕様
ネジサイズM12×P1.25
レンチサイズ19HEX
座面60°テーパー座
5穴車の必要数20個
4穴車の必要数16個

代表的な車種は、

  • フォレスター
  • レヴォーグ
  • レイバック
  • クロストレック
  • インプレッサ
  • WRX S4
  • SUBARU BRZ
  • 旧レガシィ
  • 旧SUBARU XV

などです。

ただし、OEM車は別です。

シフォン、ジャスティ、レックス、ステラ、プレオプラス、サンバーなどは、M12×P1.5を使用する車種があります。

そのため、ホイールナットを購入するときは、まず自分の車種と型式を確認してください。

▼ スバル M12×P1.25 19HEXホイールナット

M12×P1.25とは?

ホイールナット

ホイールナットの商品ページには、M12×P1.25という表記があります。

それぞれの意味は次の通りです。

  • M12:ネジの直径が12mm
  • P1.25:ネジ山の間隔が1.25mm

ホイールナットは、見た目が似ていてもネジピッチが違うと取り付けできません。

特に間違えやすいのが、M12×P1.25、M12×P1.5です。

無理に締め込むと、ハブボルトやナットのネジ山を傷める原因になります。

必ず車両に合ったネジサイズを選んでください。

19HEXとは?

ナットを締める

HEXは、ホイールナットを回す六角部分の二面幅です。

19HEXなら19mmのレンチやソケットを使用します。

スバル系のM12×P1.25ナットでは19HEXが使われることが多いです。

一方、ダイハツ系OEM車では21HEXが使われる車種があります。

注意したいのは、HEXサイズが違う=ネジサイズが違うとは限らないことです。

例えば社外ホイール用ナットには、

  • 17HEX
  • 19HEX
  • 21HEX

があります。

17HEXのM12×P1.25ナットも存在します。

社外ホイールではナットホールが細く、19HEXより17HEXの方が使いやすい場合もあります。

スバル純正ホイールは60°テーパー座が基本

多くのスバル車の純正ホイールでは、60°テーパー座が使われています。

ナット先端が円すい状になっていて、ホイール側の座面と接触して固定します。

テーパー形状は社外アルミホイールでも広く使われています。

そのため、スバル車では純正ホイールからスタッドレス用の社外ホイールへ交換した場合でも、条件が合えば純正ナットを使用できることがあります。

ただし、「社外ホイール=必ず純正スバルナットを流用できる」わけではありません。

購入するホイールが指定するナットを確認してください。

社外ホイールに純正ナットは使える?

スバル純正がM12×P1.25・60°テーパー座で、社外ホイールもM12×P1.25の60°テーパー座に対応していれば、純正ナットを使用できる場合があります。

ただし、確認するのは座面だけではありません。

社外ホイールでは、

  • ネジサイズ
  • 座面形状
  • ナットの二面幅
  • ナットホールの太さ
  • ナットの全長
  • ハブボルトとのネジかかり
  • 袋ナット内部の深さ

も確認してください。

特にナットホールが細いホイールでは、純正19HEXナットが工具ごと入らないことがあります。

その場合は17HEXなど、ホイールメーカーが指定するナットを使用します。

スタッドレス用ホイールでも純正ナットを使える?

スタッドレスホイールセット

スタッドレス用として販売されている一般的な社外アルミホイールは、60°テーパー座を採用している製品が多いです。

そのため、スバルのM12×P1.25・60°テーパー座の純正ナットを使用できるケースがあります。

私がタイヤショップで作業していたときも、スバル車では夏用純正ホイールから冬用社外ホイールへ交換するときに、純正ナットをそのまま使用するケースがありました。

ただし、これはホイール側の座面や形状が合っている場合です。

「スバルだから純正ナットで大丈夫」と判断するのではなく、スタッドレスホイールの商品説明を確認してください。

OEM車はM12×P1.5に注意

スバル車のホイールナット選びで最も注意したいのがOEM車です。

スバルブランドで販売されていても、ダイハツ製の車はM12×P1.5を使用します。

代表例は次の通りです。

車種主な供給元ネジサイズHEX座面
シフォンダイハツM12×P1.521HEX60°
ジャスティダイハツM12×P1.521HEX60°
レックスダイハツM12×P1.521HEX60°
ステラ(2代目以降など)ダイハツM12×P1.521HEX60°
プレオプラスダイハツM12×P1.521HEX60°
サンバー系ダイハツM12×P1.521HEX60°

つまり、フォレスターとシフォンでは同じスバル車でもホイールナットが違います。

M12×P1.25ナットをシフォンなどのM12×P1.5車へ使用することはできません。

スバルの軽自動車やOEM車に乗っている方は、特に注意してください。

ダイハツのOEM車はこちらのナットを参考にしてください。

ソルテラはさらに注意

ソルテラも「スバル車だからM12×P1.25」と判断できない車種です。

さらにソルテラは、年式によってホイールの締結方式が変わっています。

2025年10月のマイナーチェンジ以降は、M12×P1.5のナット式です。

一方、それ以前のモデルはホイールボルト式です。

また、現行ナット式では純正ホイールの座面も一般的なスバルの60°テーパー座とは異なります。

そのためソルテラは、この記事で紹介している一般的な、M12×P1.25・19HEX・60°テーパーをそのまま当てはめないでください。

ソルテラ用のホイールやナット・ボルトを購入するときは、年式・型式まで確認する必要があります。

「スバル車用」という商品だけで選ばない

ネット通販には、「スバル車用ホイールナット」としてM12×P1.25の商品が数多く販売されています。

フォレスターやレヴォーグなどなら候補になりますが、OEM車には合わない場合があります。

購入前は、

  1. 車種
  2. 型式
  3. ネジサイズ
  4. 座面形状
  5. HEXサイズ
  6. 必要個数
  7. ホイール側の指定

を確認してください。

これだけで購入ミスをかなり減らせます。

ホイールナットは何個必要?

ホイールとタイヤ

必要なホイールナットの数はホイールの穴数で決まります。

ホール数1台分
4穴16個
5穴20個
6穴24個

例えばフォレスター、レヴォーグ、クロストレック、WRX S4、BRZなどの5穴車なら20個必要です。

4穴の軽自動車なら16個です。

ネット通販では、

  • 16個セット
  • 20個セット
  • 24個セット

があるため、購入個数を間違えないようにしてください。

袋ナットと貫通ナットの違い

貫通ナットと袋ナット

ホイールナットには大きく分けて、

  • 袋ナット
  • 貫通ナット

があります。

袋ナット

先端が閉じているタイプです。

ネジ部分が外から見えにくく、一般的な乗用車やアルミホイールで多く使われます。

スタッドレス用の社外アルミでも、袋ナットを使用するケースが多いです。

貫通ナット

ナットの先端が開いているタイプです。

ハブボルトがナットを貫通できるため、ハブボルトが長い車両や競技用途などでも使用されます。

ただし、冬場はネジ部が露出するため、融雪剤や水分の影響も受けやすくなります。

普段使いのスタッドレス用なら、ホイールに問題がなければ袋ナットの方が扱いやすいです。

ショートナットは長さに注意

ホイールナット

軽自動車用や一部の社外ホイールでは、全長の短いショートナットが使われます。

ただし、「軽自動車だからショートナットがいい」と一律には言えません。

重要なのは、ホイールとハブボルトに合った長さです。

特に袋ナットでは、ナット内部の奥行きが不足すると、ハブボルトの先端がナット内部に当たることがあります。

この状態を底付きといいます。

底付きすると、ナットが締まったように感じても、ホイール座面を十分に締め付けられていない可能性があります。

ショートナットを使用するときは、

  • ナット全長
  • 有効ネジ長
  • ハブボルト突出量

を確認してください。

ナットのネジかかりも重要

ハブボルト

ホイールナットは、ネジサイズと座面だけ合っていればよいわけではありません。

ハブボルトとナットが十分にかみ合っている必要があります。

社外ホイールは純正ホイールと取り付け部分の厚みが異なる場合があるため、ナットのかかりが変わることがあります。

購入したホイールメーカーが指定するナットを使用するのが基本です。

ホイールナットの素材はスチールが使いやすい

スタッドレス用としてナットを新しく購入するなら、一般的なスチール製が選びやすいです。

ホイールナットには、以下の素材があります。

素材特徴
スチール強度・価格・種類のバランスがよい
クロモリ高強度でスポーツ用途にも使用
アルミ系軽量でカラーが豊富
チタン軽量・高強度だが高価

冬用として一般的に使用するなら、無理に軽量素材を選ぶ必要はありません。

価格や耐久性、入手しやすさを考えるとスチール製が扱いやすいです。

スタッドレス用はメッキとブラックどっち?

ホイールナットは、

  • クロームメッキ
  • ブラック
  • ガンメタ
  • カラータイプ

などがあります。

機能面だけでなく、ホイールカラーに合わせて選ぶ方法があります。

例えば、シルバー系ホイール → メッキ、ブラック系ホイール → ブラックナットにすると、見た目を合わせやすいです。

冬用なので見た目を重視しない場合は、価格とサイズを優先して選んでも問題ありません。

締め付けトルクは車種ごとに確認

トルクレンチで締め付け

SUBARUも現在、ホイールナットの締め付けトルクを車種ごとに案内しています。

そのため、「スバルだから108N・m」と決めつけないでください。

フォレスター、レヴォーグ、クロストレック、BRZ、シフォンなどでは、車種・型式によって指定値が異なる可能性があります。

タイヤ交換時は、

  • 車両取扱説明書
  • SUBARU公式の車種別情報
  • 車両販売店

で指定トルクを確認してください。

そして、トルクレンチを使用して規定値で締め付けます。

ナットやハブボルトに油を塗っていい?

基本的には、ホイールナットやハブボルトのネジ部へ自己判断でグリスやオイルを塗らない方が安全です。

潤滑すると、同じ締め付けトルクでも軸力が変わる可能性があります。

指定トルクは、メーカーが想定する条件で締め付けることが前提です。

ネジ部に錆や汚れがある場合は状態を確認し、異常があれば整備工場などで点検してください。

他メーカーの純正ナットを流用できる?

基本的にはおすすめしません。

例えば、M12×P1.25・60°テーパーという条件だけを見ると、他メーカーのナットと似ているものがあります。

しかし、

  • HEXサイズ
  • ナット全長
  • 座面形状
  • 座面径
  • 有効ネジ長
  • ホイールナットホール

などが異なる場合があります。

「ネジが入るから使える」と判断せず、スバル車と使用するホイールに適合するナットを選んでください。

なお、HEXサイズが違うだけなら工具を変更すれば回せます。

HEXサイズだけで使用可否は決まりません。

純正ホイールと社外ホイールでは何を確認する?

純正ホイール

純正ホイールを使用する場合は、基本的に車両純正ナットを使用します。

ただし、中古ホイールを購入した場合は、そのホイールが本当に自分の車種用か確認してください。

社外ホイール

社外ホイールでは、ホイールメーカー指定のナットを確認します。

特に、

  • 60°テーパー座か
  • 17HEX指定か
  • ナットホール径
  • ナット全長

を確認してください。

スタッドレス用ホイールセットを購入するときは、「ナット付属」の商品もあります。

その場合も、自分のスバル車に合うネジピッチが入っているか確認すると安心です。

ホイールナットはいつ交換する?

ホイールナットに、「○年使ったら必ず交換」という一律の寿命はありません。

交換を検討したいのは、

  • ネジ山が傷んでいる
  • ナットがスムーズに回らない
  • 強い錆や腐食がある
  • 座面に大きな傷や変形がある
  • HEX部分がなめている
  • クラックなどの異常がある

場合です。

タイヤ交換時に状態を確認するとよいでしょう。

ロックナットは必要?

高価な社外ホイールを装着する場合は、盗難防止用のロックナットも選択肢です。

ロックナットを使用すると、専用キーがなければ通常の工具だけでは取り外しにくくなります。

ただし、

  • 専用キーを紛失する
  • タイヤ交換時にキーを忘れる
  • 緊急時に取り外せない

といったデメリットがあります。

使用する場合は、専用キーの保管場所を決めておくとよいでしょう。

スバル車用ナットを通販で購入するときの確認方法

通販で購入するときは、次の順番で確認してください。

  1. 車種・型式を確認
  2. OEM車か確認
  3. ネジサイズを確認
  4. 座面形状を確認
  5. HEXサイズを確認
  6. ナット全長を確認
  7. 4穴か5穴か確認
  8. 必要個数を確認
  9. 使用するホイールの指定を確認

例えば、一般的なスバル系5穴車なら、M12×P1.25・60°テーパー・20個が検索の基本になります。

ただし、OEM車には使えないため注意してください。

よくある質問

よくある質問

スバル車は全部M12×P1.25ですか?

いいえ。

フォレスター、レヴォーグ、クロストレック、インプレッサなど、多くのスバル系乗用車ではM12×P1.25が基本です。

一方、シフォン、ジャスティ、レックス、ステラ、プレオプラス、サンバーなどのOEM車にはM12×P1.5を使用する車種があります。

スバル車の純正ナットは19HEX?

多くのスバル系乗用車では19HEXが基本です。

OEM車では21HEXの車種があります。

また、社外ホイール用ナットでは17HEXなどを使用する場合もあります。

スバル純正ナットは社外ホイールに使える?

社外ホイールがM12×P1.25・60°テーパー座に対応し、ナット形状やナットホールに問題がなければ使用できる場合があります。

ただし、ホイールメーカーの指定を優先してください。

スタッドレス用に別のナットを買う必要はある?

必ず必要というわけではありません。

純正ナットを使用できるスタッドレス用ホイールなら流用できます。

一方、17HEX指定など純正ナットを使用できないホイールでは、別途ナットが必要です。

スバル車の締め付けトルクは108N・m?

すべての車種が108N・mではありません。

締め付けトルクは車種ごとに確認してください。

SUBARU公式でも車種別に案内されています。

シフォン用にM12×P1.25を買っていい?

いいえ。

シフォンはダイハツ系OEM車で、M12×P1.5を使用します。

同じスバルブランドでもナット規格が異なります。

ソルテラはM12×P1.25?

一般的なスバル車とは異なります。

さらにソルテラは年式によってホイールボルト式とナット式があるため、年式・型式を確認してください。

まとめ|スバル車はOEM車かどうかを最初に確認

スバル車のホイールナットは、多くの自社系乗用車で、

  • M12×P1.25
  • 19HEX
  • 60°テーパー座

が基本です。

フォレスター、レヴォーグ、クロストレック、インプレッサ、WRX S4、BRZなどでは、この規格を基準に確認できます。

ただし、スバルにはOEM車があります。

シフォン、ジャスティ、レックス、ステラ、プレオプラス、サンバーなどでは、M12×P1.5・21HEXを使う車種があります。

さらにソルテラは、年式によってホイールの締結方式まで異なります。

そのため、「スバル車=M12×P1.25」だけで購入しないことが重要です。

スタッドレス用の社外ホイールでは、

  • ネジサイズ
  • 座面形状
  • HEXサイズ
  • ナット全長
  • 必要個数
  • ホイールメーカーの指定

を確認してください。

また、締め付けトルクもスバル車共通ではありません。

車種ごとの取扱説明書やメーカー指定値を確認し、トルクレンチで締め付けましょう。

▼ スバル M12×P1.25 19HEX 20個セット

▼ スバルOEM車 M12×P1.5 ナット

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