「アイスガード6(iG60)って実際どう?」
「かなり前に発売されたタイヤだけど、今から買っても大丈夫?」
「iG70やiG80との価格差があるなら、iG60でもいい?」
ヨコハマタイヤのiceGUARD 6(アイスガード6/iG60)は、2017年に発売された乗用車用スタッドレスタイヤです。
一方、2026年現在もヨコハマタイヤの公式サイトにはiG60の製品ページやサイズ表が掲載されており、サイズによっては購入できます。
iG60のポイントは、氷上性能だけでなく、ウェット性能や静粛性、転がり抵抗までバランスよく改良されたことです。
この記事では、以下についてを解説します。
- アイスガード6の特徴
- iG50+から進化したポイント
- 口コミ・評判
- 実際に圧雪路を走った感想
- iG70・iG80との選び分け
- 2026年でもiG60を選ぶ価値があるのか
結論|iG60は価格を重視するなら今でも選択肢
アイスガード6は2017年発売のモデルなので、性能を最優先するならiG70やiG80を選びやすいです。
一方、iG60が大幅に安く販売されている場合は、購入候補になります。
特にiG60を選びやすいのは次のような方です。
- ヨコハマのスタッドレスを安く購入したい
- 最新モデルにこだわらない
- 氷上・雪上だけでなく舗装路での使いやすさも重視する
- iG70やiG80との価格差が大きい
- 自分のタイヤサイズにiG60の在庫がある
ただし、単純に「旧モデルだからお得」とは限りません。
購入時はiG60・iG70・iG80の実売価格を比較してください。
価格差が小さければ、より新しいiG70やiG80を選んだ方がよい場合があります。
アイスガード6(iG60)とは?

iceGUARD 6は、2017年9月にヨコハマタイヤから発売された乗用車用スタッドレスタイヤです。
発売時には13インチから19インチまで95サイズが設定されました。
ヨコハマタイヤではiG60について、「氷に効く・永く効く・燃費に効く」という従来のアイスガードの特徴に加えて、
「ウェットに効く」「音に効く」という性能も強化しています。
そのため、氷や雪だけに特化したモデルというより、冬のさまざまな路面を考えたバランス型のスタッドレスと考えると分かりやすいです。
iG60の特徴

アイスガード6で注目したいポイントは5つあります。
- 氷上性能
- 性能の持続性
- 転がり抵抗
- ウェット性能
- 静粛性
氷上性能がiG50+より15%向上
iG60では、進化した非対称パターンと「プレミアム吸水ゴム」が採用されています。
メーカー試験では、前モデルのiceGUARD 5 PLUS(iG50+)と比較して氷上制動性能が15%向上しています。
凍結路でタイヤが滑りやすくなる原因の一つが、氷とタイヤの間にできる薄い水膜です。
iG60では、水膜を取り除きながらゴムを氷へ密着させることを狙っています。
プレミアム吸水ゴムを採用
iG60の氷上性能を支えているのが「プレミアム吸水ゴム」です。
氷上では、次の3つの効果によってグリップを確保する設計になっています。
- 水膜を取り除く吸水効果
- ゴムを氷へ密着させる密着効果
- 氷表面を捉えるエッジ効果
さらに、シリカを均一に分散させるための「シリカ高反応ホワイトポリマー」も採用されています。
低温時でもゴムの柔らかさを保ち、凍結した路面の細かな凹凸へ密着しやすくしています。
非対称パターンで氷上性能を高める

iG60では左右非対称のトレッドパターンを採用しています。
特にイン側のエッジ量を増やすことで、氷上でタイヤが路面を捉える力を高めています。
また、「クワトロピラミッドディンプルサイプ」などを採用し、ブロック剛性とエッジ効果の両立を狙っています。
タイヤが柔らかいだけではブロックが倒れ込みやすくなるため、サイプ形状によってしっかり感を持たせているのもiG60の特徴です。
実際に履いたときに、iG50+よりブロックのしっかり感を感じた理由の一つとも考えられます。
約4年後を想定した性能持続性
スタッドレスタイヤでは、残り溝だけでなくゴムの硬化も重要です。
iG60には「オレンジオイルS」が採用され、ゴムの柔らかさを長く維持しやすい設計になっています。
メーカーの劣化促進試験では、約4年後を想定した状態でも高い氷上グリップを維持することを訴求しています。
ただし、「iG60なら必ず4年間使用できる」という意味ではありません。
使用できるかどうかは毎シーズン確認してください。
チェックしたいポイントはこちらです。
- プラットホーム
- 残り溝
- ゴムの硬さ
- ひび割れ
- 偏摩耗
- 製造年週
- 保管状態
ウェット制動性能も向上

雪が少ない地域では、スタッドレスを装着していても濡れた舗装路を走る機会が多くなります。
iG60ではウェット性能も改良されました。
メーカー試験では、iG50+と比較してウェット路面での制動距離を5%短縮しています。
氷上性能だけでなく、冬の雨天時まで考えられているのはiG60の特徴です。
ただし、スタッドレスタイヤは夏タイヤとはゴムやトレッドパターンが異なります。
雨の日は速度を抑え、十分な車間距離を取って走行してください。
静粛性も改善

iG60では静粛性も改良されています。
メーカー試験では、iG50+と比較してパターンノイズを1.8dB低減し、騒音エネルギーを33%低減しています。
スタッドレスを装着する冬でも、実際には乾燥した舗装路を走る時間が長い方も多いです。
そのため、普段使いでの静かさは意外と重要なポイントになります。
口コミでも、iG60の静粛性を評価する声が見られます。
転がり抵抗も2%低減
iG60では、新・低発熱ベースゴムを採用しています。
メーカー試験では、iG50+より転がり抵抗を2%低減しています。
ただし、転がり抵抗2%低減=車の燃費が2%向上するという意味ではありません。
実際の燃費には、
- 外気温
- 空気圧
- タイヤサイズ
- 車両
- 暖房
- 運転方法
なども影響します。
そのため、「iG60なら燃費が良くなる」と断定せず、転がり抵抗にも配慮したスタッドレスと考える方が適切です。
iG50+とiG60の違い

iG60の前モデルは、2015年に発売されたiceGUARD 5 PLUS(iG50+)です。
主な違いを整理すると次のようになります。
| 比較項目 | iG50+ | iG60 |
|---|---|---|
| 発売 | 2015年 | 2017年 |
| ゴム | 吸水ゴム | プレミアム吸水ゴム |
| 氷上制動性能 | 基準 | 15%向上 |
| ウェット制動 | 基準 | 制動距離5%短縮 |
| 転がり抵抗 | 基準 | 2%低減 |
| パターンノイズ | 基準 | 1.8dB低減 |
| 騒音エネルギー | 基準 | 33%低減 |
iG60で公式に比較しやすいのは、氷上性能、ウェット性能、転がり抵抗、静粛性です。
アイスガード6の口コミ・評判

iG60は発売から長い期間が経過しているため、多くのユーザーが使用してきたモデルです。
口コミを見ると、評価されやすいポイントには一定の傾向があります。
- 雪道で扱いやすい
- 圧雪路でも安心感がある
- スタッドレスとしては静か
- 型落ちになって価格が下がっていれば選びやすい
- 氷上性能を最優先するなら新しいモデルも気になる
雪道での安定感を評価する声
青森でブリザックを、GRヤリスに替えてからはアイスガード6で白馬・志賀高原にて使用しましたが、体感的には大差無かったかと思います。
GRヤリスで1万km程アイスガード6で走りましたが、雪上・ドライ・ウエット共に問題無しでした。
— らご@GRヤリス (@lagopus_gxpa16) July 5, 2021
iG60では、圧雪路や雪道での安定感を評価する声が見られます。
特に通常の速度域で、「雪道でも扱いやすかった」という評価があります。
ただし、口コミは車種やタイヤサイズ、駆動方式、路面状況によって感じ方が変わります。
タイヤそのものの絶対的な性能評価ではなく、購入時の参考として見るのがよいでしょう。
静粛性を評価する声
きたくり〜
アイスガードIG60めちゃ静かで驚いた
良い買い物した pic.twitter.com/EU3fuDaWiX
— nob (@nob_Ninja_ZX6R) October 30, 2021
iG60で比較的目立つのが、舗装路での静かさです。
スタッドレスタイヤを装着すると、夏タイヤよりノイズが増えるイメージを持つ方も多いですが、iG60では静かに感じたというユーザーの声があります。
メーカー自身も静粛性をiG60の特徴として挙げているため、商品特性とも一致しています。
価格については現在の実売価格で判断
アイスガード7が出たのでアイスガード6の値が下がってコスパが良いらしい^ ^
— doremi (@doremiday) September 12, 2021
iG60はiG70が登場した後、旧モデルとして安く販売されるケースが増えました。
さらに現在はiG80も登場しています。
ただし、旧モデルだから必ず安いとは限りません。
サイズによっては在庫が少なく、逆に価格が高くなっている場合もあります。
そのため、iG60だからコスパがいいと決めつけず、購入時点のiG60・iG70・iG80の価格を比較してください。
実際にiG60を装着して走った感想

私は実際にアイスガード6を装着して、圧雪路を走行しました。
ここからは、そのときに感じた印象です。
車種やタイヤサイズ、路面状況によって感じ方は変わるため、一つの使用例として参考にしてください。
圧雪路でのグリップ感
走行したのは雪が踏み固められた圧雪路です。
速度は約30km/hまでに抑えて走行しました。
圧雪路ではタイヤが路面を捉えている感覚があり、通常の発進やブレーキングで大きな不安は感じませんでした。
もちろん、雪道なので急ブレーキや急ハンドルは避けています。
ハンドルのしっかり感
印象に残ったのがステアリング操作に対する反応です。
スタッドレスタイヤだから大きくグニャグニャするという感じではなく、比較的しっかりした手応えがありました。
以前使用したiG50+と比べると、個人的にはiG60の方がブロックのヨレが少なく、しっかりした印象でした。
ただし、これは同一条件での計測比較ではなく、実際に使用したときの感覚です。
氷上性能は実走評価していない
今回、アイスバーンで性能を比較できるような走行はしていません。
そのため、「iG60は氷上でも○○より止まる」といった評価はできません。
客観的な部分では、メーカー試験でiG50+より氷上制動性能が15%向上しています。
凍結路を頻繁に走る方は、さらに新しいiG70やiG80も比較してください。
2026年にiG60を買うメリット

2026年にあえてiG60を購入する一番の理由は価格です。
高性能な旧モデルが安く販売されていれば、購入メリットがあります。
特に次の条件なら検討しやすいです。
- iG60がiG70よりかなり安い
- 自分のタイヤサイズで在庫がある
- 最新モデルにはこだわらない
- ヨコハマタイヤを選びたい
- 街乗りから雪道まで幅広く使用する
iG60は発売年こそ古くなりましたが、製品として氷上・ウェット・静粛性などをバランスよく考えたスタッドレスです。
2026年にiG60を買うデメリット
一方で、最新モデルと比較すると不利な部分もあります。
最大のポイントは、後継モデルが2世代登場していることです。
現在の世代順は次のようになります。
iG60 → iG70 → iG80
性能を重視するなら、新しいモデルほど有力になります。
また、iG60はサイズによって在庫状況が異なります。
古い在庫を購入する場合は製造年週も確認したいところです。
iG60とiG70はどっち?

iG60の後継モデルがiceGUARD 7(iG70)です。
iG70は2021年に登場し、iG60からさらに冬道性能を向上させています。
iG60と比較したメーカー試験では、次の性能が向上しています。
- 氷上制動性能:14%向上
- 氷上加速性能:15%向上
- 氷上旋回性能:7%向上
- 雪上制動性能:3%向上
そのため、価格差が小さい場合はiG70を選びやすいです。
一方、iG60が大幅に安ければ、価格を重視してiG60を選ぶ方法があります。
iG60とiG80はどっち?

iceGUARD 8(iG80)は2025年に発売された上位モデルです。
iG80はiG70からさらに氷上・雪上性能を進化させています。
性能を最優先するなら、iG60よりiG80を選ぶ方が分かりやすいです。
一方、価格差は大きくなる可能性があります。
選び方は次のように考えるとよいでしょう。
iG80を選びやすい人
- 最新モデルが欲しい
- 氷上性能を重視する
- 凍結路を頻繁に走る
- 長く使用する予定
- iG60との価格差を許容できる
iG60を選びやすい人
- 購入費用を抑えたい
- 最新モデルにこだわらない
- iG60が特価になっている
- 使用するサイズに在庫がある
iG60のサイズはまだある?
2026年現在もヨコハマタイヤの公式サイトにはiG60のサイズ表が掲載されています。
掲載されているのは13インチから19インチです。
ただし、一部サイズでは供給状況が変わる場合があります。
そのため、「iG60に自分のサイズが設定されている=必ず購入できる」とは限りません。
ネット通販や販売店で在庫を確認してください。
iG60を購入するときは製造年にも注意
発売から年数が経過したモデルなので、通販で購入する場合は製造年週にも注意してください。
特に格安品の場合は、
- 製造年週
- 4本同じ製造時期か
- 送料
- 組み替え工賃
- 廃タイヤ料金
を確認しておくと安心です。
ただし、旧モデルだからタイヤそのものが古いとは限りません。
iG60でも最近製造された商品がある可能性があります。
逆に、新しいモデルでも流通状況によって製造から時間が経過している場合があります。
モデルの発売年と、実際のタイヤの製造年週は分けて考えてください。
iG60はこんな人におすすめ
2026年にiG60を選びやすいのは、価格を重視する方です。
特に次のような方なら候補になります。
- ヨコハマのスタッドレスを安く購入したい
- iG60が特価になっている
- 雪道と舗装路の両方を走る
- 静粛性も気になる
- 最新モデルでなくても構わない
- iG70・iG80との価格差が大きい
一方、凍結路を頻繁に走り、性能を最優先したい場合はiG70やiG80を比較してください。
よくある質問

iG60は2026年でも買える?
サイズによっては購入できます。
ヨコハマタイヤの公式サイトにもiG60の製品ページとサイズ表があります。
ただし在庫や供給状況はサイズによって異なるため、販売店で確認してください。
iG60は古すぎる?
2017年発売なのでモデルとしては古くなっています。
ただし、発売年だけで使用できないタイヤになるわけではありません。
購入する場合は実際の製造年週や保管状態も確認してください。
iG60とiG70ならどっち?
性能を重視するならiG70です。
価格差が大きい場合はiG60も選択肢になります。
iG60とiG80ならどっち?
最新性能を求めるならiG80です。
価格を抑えることを優先するなら、iG60の実売価格を確認してください。
iG60は何年使える?
一律に○年間とは言えません。
プラットホーム、残り溝、ゴムの硬さ、ひび割れなどを確認して判断してください。
iG60は静か?
iG50+とのメーカー比較では、パターンノイズが1.8dB低減し、騒音エネルギーが33%低減されています。
実際の口コミでも静かさを評価する声があります。
まとめ|iG60は価格差が大きければ今でも検討できる
iceGUARD 6(iG60)は、2017年に発売されたヨコハマタイヤのスタッドレスタイヤです。
iG50+から性能を進化させています。
- 氷上制動性能:15%向上
- ウェット制動距離:5%短縮
- 転がり抵抗:2%低減
- パターンノイズ:1.8dB低減
- 騒音エネルギー:33%低減
2026年現在はiG70、iG80が登場しているため、iG60は最新モデルではありません。
そのため、現在iG60を選ぶ最大のポイントは価格です。
iG70やiG80との価格差が小さければ、新しいモデルを選ぶ方が分かりやすいです。
一方、iG60が大幅に安く販売されているなら、性能と購入価格のバランスを考えて選択肢に入れることができます。
私が実際に圧雪路を走ったときも、低速域ではグリップ感やハンドルのしっかり感に大きな不満はありませんでした。
最新モデルだけでなく、実売価格まで比較して自分に合うスタッドレスを選んでください。
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